宮崎康平の「まぼろしの邪馬台国」である。いまさら、なんでと言われるかもしれないが、どうやら、この宮崎さんと奥さんのことが、今度映画化されるようで、今撮影しているようである。宮崎さんご本人役が竹中直人さん、奥さん役に吉永小百合さん。どんな感じになるのだろうか。あまり見たくないような、でもちょっと気になる。
実はこの本を読むまで、「邪馬台国論争」は新聞などを読んで知っていはいたが、それほど興味はなかった。
しかし、すごい本である。目が見えないのに奥さんと九州を歩き回り、魏志倭人伝をもとに、邪馬台国やその周りの国々の場所の仮説を構築していく。そのパワーと熱意はすごい。それも専門学者ではないのである。とにかく「邪馬台国論争」を引き起こし、「邪馬台国」ブームを作ったのは、この宮崎さんである。
なんとなく、コレクターの感覚に似ているところもあり、妙に共感してしまうところもある。
しかし、もう少し生きていれば、もっと、色々な自説を出していただろうに。
残念である。
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Posted at 2008-07-02 08:35
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Posted at 2008-07-04 00:45
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