私の原点(高周波)

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832A
真ん中が5763
829B 広島に落とされた原爆の信号送信にはこれが使われた
いた。
アマチュア無線を通して、VHFに強い関心を持ち、機器を設計し、実際に
作成し、試行錯誤を繰り返しました。
ここから体得したものは実に大きく、今の仕事の基礎となっています。
電気や高周波を「体」で覚えるのはよほどの機会がないと出来ません。
毎日のように、作っては壊し、作っては壊しの連続でした、試行錯誤の中で
これはダメだ、こうしなけれなを知らず知らず体得、それは無線技術の資格
取得に大きく役立ち、難解な技術書も読めるようになりました。

これが、ほぼ独学で出来た事を少し誇りと思っております。

この時、米国の底知れぬ恐ろしさを、この真空管を通して知りました。

写真の真空管はすべて双2極管、二つのシステムが一つになっています。
プレートが上部にあり、周波数特性がよく双2極であるため中和が
取りやすいなどの特徴があります。
更に今から思えば、二つのプレートの両端にコイルの両端の接続し
中間からDCの給電を行うのは、現在のPoEと同じ手法であった事に
気付かされます。

真空管はDC300V以上の電圧が必要で、電源もそれなりに必要となり、
電源コードの太さも、絶縁に関することも、全てこの製作を通して
学び取りました。特に直流にするための整流の重要性、大容量には
チュークトランスが必要な事など。
更に重要だったのはシールドで、これがまずいと大出力の高周波が
漏れ出し、VHF帯のTVを直撃するのでこの対策に往生した記憶が
あります。

高周波(150MHz)では、僅かな部分でもアンテナ化し、ロスも増えます
これは厄介な対応が必要で、かなり苦労しました。
#network #poe

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当時の科学少年には電気好き派と電気苦手派があって、私は苦手派でした。飛行機、自動車、ロケット、宇宙などは大好きでしたが、電気は当時は半導体など無い配線図でしたが見ただけで拒否反応でした。

鉄道模型は電気を使いますが、HOモデルの電気は単純でセレン整流器でDC変換する程度、大して電気の勉強をしませんでした。模型仲間の2人は大学で電子工学科に進学しましたが、最近会った時にコンピューターやAIは詳しいだろうと聞いたら、大学で真空管を学んだ世代には無理、との答えでした。

KUMAさんは私と違い電気が好きだったので今でもご活躍ですね。
Posted at 2018-06-26 14:59

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私の場合、趣味が仕事になってしまいましたが、それがトランジスタの黎明期であったため、ずいぶん得をしました。
それとここに書いたように高周波の部分はトランジスタも真空管も同じ部分があるので、生涯役にたっています。
Posted at 2018-06-26 15:06

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