高野山では三食とも精進料理だったのに、京都に来て昼食に向ったのはゆどうふの店『奥丹』。ここの昔どうふもかねてより目をつけていたもの。 ごま豆腐、田楽、とろろ汁、精進揚げなどとともにゆどうふが出される。どの品も美味であるが、言われるままにゆどうふの最初のひとかけをたれにつけずにそのまま食すると、昔どうふのほのかな甘みを味わえる。昔どうふは伝統に則った製法で当店の地下工房で作っているとのこと、こだわりの品である。