くまごろうのひとりごと

発電所の津波対策に関して、過去最高の津波に耐えられる設計で作られているそうです。

釜石港湾口防波堤はギネスにものった世界最大の防波堤、これも今回の津波ではまったく効果がありませんでした。

すべてがケタ違い。でも本当はそこまで考えていて欲しかったとみんな思っています。

自然の猛威の前では人間の力は限られています。でもなぜ重要なバックアップ電源を津波にもっとも弱い海側に設置したのか？というのが私の素朴な疑問です。

マーフィの法則・・・
ハインリッヒの法則も考えていなかったのかも・・・

マーフィーの法則は機材の調達や工事などプロジェクトを遂行する際には起こりうることで、この法則に注意を払うことはとても役に立ちますが、設計段階でマーフィーの法則が成立しては困ります。それでははやぶさやスペースシャトルは地球に帰還出来ません。

くまごろうさんご無沙汰していました。
今回の原子力発電所事故は防波堤で防げると思っていたに違いないですね。
防波堤が破壊され津波の恐ろしさをまざまざと知らされました。
当地方の中部電力も見直しに入るようです。
日本中防波堤に過信することなく二重・三重の安全対策を講じておかないと今回のような原子力発電所事故が各地で起きる可能性は充分考えられますから設計の段階で安全対策を優先させて頂きたいものです。
報道も命がけで作業されている方たちを褒め称える記事はなく日本人は物の考え方がおかしいですね。

今回の地震と津波は想定を超えたものであった可能性が高いと思います。でも原子力発電所を設計する技術者はそれでも破壊されない設備を設計する義務があると思います。

今度の原子力発電所事故で、専門家はいくつかの教訓を得ていますが、これらの教訓についてはいずれブログルに掲載してみたいと思っていますす。

技術者は自衛隊や東京消防庁の隊員が英雄にならなくても良いような設備を設計する責任があります。