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今朝、庭を見て洋子さんが声を上げるので出てみると、咲きそろっていたバラの花のすべてと、桔梗の花の一部、それに色付いていたプチトマトの実がなくなっていた。
現場は見ていないが多分鹿の仕業だろう。大切に世話をしていた洋子さんはガックリ。鹿はかわいらしいけれどガーデニングの好きな洋子さんにとっては厄介者だ。
今が盛りのあじさいには一切手を出していない。あじさいに有毒成分が含まれているのを鹿は知っているのだろうか。
今朝デッキにいた花里子が身構えているのでバックヤードを見ると、親子の鹿がいた。母親と小鹿2頭が揃ってわが家とお隣さんの庭を歩いている。小鹿は背中に白い斑点が付いている。
見ているとほほえましく可愛らしいが、洋子さんが丹精込めて育てているバラの花や、もうそろそろ熟すイチジクの実を食べてしまうので、手放しでは歓迎出来ない。
小鹿2頭を目撃したことで、マーサーアイランドの野生の鹿の数は2頭増えたことになる。
最近はいろいろな花が咲き始めたので、ハミングバードがわが家のフィーダーを訪れて砂糖水を飲む回数が少し減ってきたようだ。
3月から4月にかけては約600ml入るフィーダーが2日でカラになった。ハミングバードが1回に飲む量を0.5cm3とすると延べ1,200羽が飲みに来たことになる。その頃の朝薄明るくなってから夕方薄暗くなるまでの時間を14時間とすると、この試算では1時間に約43羽、または84秒に1羽がフィーダーを訪れている。
わが家では煮物などには蜂蜜を使うので砂糖の消費は少なく、買ってきた砂糖はほとんどがハミングバードの餌になっている。
先日、デッキで少し大きな音がしたので出てみると、何とあのおっとりとした少し太り気味の花里子がハミングバードをくわえているではないか。きっとジャンプして捕まえたのだろう。かわいそうなのですぐにハミングバードを逃がしてあげたが、今まではネコのくせに何も捕まえられない、と馬鹿にしていたわれわれの花里子に対する評価が180度変わったことは言うまでもない。
なくなる少し前の晩年のくまごろう。体重が8キロくらいある大きなネコだった。
ネコとはいえ、『おすわり』、『お手』、『おかわり』が出来たし、食事をもらう時に右手を耳の後ろから前にこする『ちょうだい』も出来た。
くまごろうがわが家に来た1986年の写真。手のひらに乗るくらい小さくて可愛いネコだった。
今朝また鹿がわが家のバックヤードを訪ねてきた。今回はなんと4頭。2頭はやや小ぶりなので小鹿のようだが、4頭とも角がない。このあたりの鹿はオスでも角がないのかな?
つたの新しい葉を食べている。後で見たら、フロントヤードにもいっぱい鹿の足跡がついていた。庭木の新芽なども食べられてしまったかもしれない。
雨の日は花里子はデッキに出ることが出来ない。ネコは犬と違い訓練されていなければ濡れることが大嫌いだ。ある人の実験によればネコを洗面器のお湯に入れると、びっくりして天井に張り付いたそうだ。だから花里子は雨の日はデッキのドアの前から外を眺めることになる。
以前わが家にりすが訪ねてくることを書いたが、本当は野生動物に餌をやることは良くないのだが、可愛さのためつい殻入りのピーナツを数粒投げてやる。そうするとデッキ近くの切り株の上に乗って両手で大切そうにピーナツの殻を持ち、口で上手に殻をむいて中の実を食べる。
この写真は雨のため花里子がデッキのドアから外を眺めている時に、りすがこのドアの外からピーナツをおねだりしているところである。ガラス越しではあるが、2匹の距離は10センチ位、お互いに相手の顔をよく見たことであろう。
ハミングバードを近くでよく観察すると、細くて長いくちばしの中に長い舌がある。この舌を使ってフィーダーから砂糖水を飲んでいるようだ。
花里子はデッキでわが家を訪れる野生動物を眺めるのが好きだ。りすが来る時もデッキからじっと座って眺めているだけで、攻撃的な態度をとったりはしない。
猫は小鳥を見ると本能的に反応するようだが、花里子はハミングバードを捕まえたりはしない。でも時々デッキの手すりに座って、フィーダーから15センチ位のところに近づくことがある。フィーダーを訪れるハミングバードは花里子に慣れているようだが、さすがに彼女が手すりに座っている時は落ち着かないようで、猫と向かい合って砂糖水を飲むことはない。
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