ひょうげ祭り
Sep
20
そんな香川県昔から水不足に悩まされていて、そのために県下には14000余の「ため池」があります。
先週の土曜日、県下の秋祭りの先陣をきって高松市香川町の「ひょうげ祭り」が今年もくりひろげられました。
ひょうげ祭りも水にまつわる祭りです。
江戸時代第四代将軍家綱の時代、水不足に悩まされていたこの浅野地区に、藩命で矢延平六(やのべへいろく)という人物と村人が力を合わせて、西の香東川から水を引き「新池」を完成させます。しかし、誤解が生じ平六は阿波国(徳島県)へ追放されてしまいます。
村人は嘆き悲しみます。そこで、平六の徳を偲ぶとともに水の恵みに感謝し、豊作を祝う行事として始めたのが「ひょうげ祭り」と言われています。
浅野地区の高塚山にある新池神社(池宮さんともよぶ)中心に行われ、午後からは新池までの約2kmをひょうげながら練り歩くご神幸があります。ひょうげるとは、おどけるとか、滑稽とかいう意味です。
ひょうげ祭りの変わった扮装のご神幸がこの祭りの面白さです。この祭りは古くから浅野地区の人々を中心に継承されていて、神輿のおさがりに使われる寝具は農作物や家庭用品などが主で、友侍の衣装は飼料袋を使っておりマゲなどのカツラにはしゅろ皮、太刀は里芋の茎にかぼちゃのツバ、神幸の用具や衣装には池宮さんの○に池の紋が使われています。
新池に到着すると、神輿は池の中に勢いよく投げ込まれて祭りは終わります。(注:高松市香川町文化財保存会の文章を引用)
撮影は、Zaxti、Fx-35で取材しました。一部、Fx-35を追加して3カメの所もあります。ゆっくり移動しながらの撮影でしたのでなんとか撮影出来ました。
Posted at 2008-09-20 08:51
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Posted at 2008-09-20 23:50
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