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解体心象

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小さな町のカメラ小僧・写真展での珍事

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小さな町のカメラ小僧・写真展で...
こんな偶然は一生・二生かかっても無い!と写真展主催者の赤松健一翁は語った。およそ60年前に撮ったスナップ写真に写りこんだ少年が今偶然にも写真展を見に来て再会したのである・・・
戦前、戦後あたりの写真機は庶民にとって高嶺の花。昭和23年当時で27万円もしたカメラを赤松翁は祖父から贈られたそうだ。カメラマン志望になった赤松翁は引田の町でカメラ小僧となってスナップを撮っていった。フィルムを含めた写真材料も高価だったはずである。
そして、昭和27年産経新聞(現サンケイ)大阪本社に報道カメラマンとして就職、同年、同新聞社が日本初のヘリコプターを購入したため、よく空撮で搭乗するようになる。
当時、記者として、司馬遼太郎がいてともに仕事するあいだがらだったそうだ。
その後、大阪で喫茶店を開き、昭和52年、鳴門市に後に日本最大のミュージアム喫茶となる「UZU珈」を開店する。
赤松健一翁は現在81歳今までの撮りためた写真から引田町を主にした写真展を2010年3月11日〜4月4日まで開いている。

私が いづつ屋敷隣の「かめびし」さんへ先日の引田ひな祭りで撮影したDVDを届けたついでに「小さな町のカメラ小僧」展を訪れると、ちょうど「幼い頃の自分が写っている」と喜ぶ、ご夫婦とご一緒になりました。写真などほとんど撮らない当時ですから写真に撮られるということすら理解してなかったに違いありません。
思いもかけず ご自身の幼少の頃の姿を発見したときの喜びは大きかったことでしょう。

せっかくだから写真と一緒に記念写真を撮りましょうと勧めて 撮ったポートレートは本当に晴れ晴れしたお顔でした。

#アート #伝統 #文化 #芸術

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