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サウスベイ マネジメント セミナー( Southbay management seminar )は月一回のセミナーを中心に勉強し、時々に親睦をする、乃ち「よく学び、よく交友する」そのような会です。

2001年度 - 1月26日 総会井出英雄新会長就任挨拶

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2001年総会における井出英雄新会長の就任の挨拶を掲載します。SBMSの概要を知る一文です、是非御一読下さい。

2000年、軌道に乗りかけた改革

先日SBMSの幹事会に呼ばれ、投票で選出されたので今年の会長を引き受けてくれと言われた時に、私は「97年にも一度やっているし、現在いろいろ斬新なアイデアでSBMSの機構改革している最中のところに古い人間がまた出戻りするのはイメージ的にも良くない」とお断りしたのです。
ところが今井会長他幹事の方々から『本来なら今井さんが留任してでも軌道に乗りかけた改革を今の方向でやってもらいたいが今井さんは定年,帰国ということでそれが出来ない。しかるに井出さんは改革の切っ掛けに関係したわけだし、それをしっかり軌道にのせる責任もあるのではないか』という主旨の説得に会い、幹事の皆さんにもじっと見つめられ抵抗空しく引き受ける結果となりました。
何故このようなことを暴露するかというと、今後のSBMSの行く先に関係するからなのです。
会費が3分の1に

ご存知のとおり去年から会費が3分の1になりました。月30ドルから10ドルに下げたわけです。すごいですよね。10%や20%の値引きじゃなく67%値引きですよ。これでも先ほどの会計報告にもあったように黒字です。
その上、セミナーの質は下がったか、あるいは連絡が悪くなったかといえばその逆でしょう。諸橋セミナー委員長のリードで質も雰囲気も向上しました。連絡もホームページ・EメールとIT技術を活用して木目細かく向上しました。立派なものです。改めて前会長および幹事の方々の業績に敬意を表したいと思います。
こうなったのは、私が97年に会長を引きうけた時に述べた方針が切っ掛けだったという方がいます。私が何を言ったかというと、SBMSのあるべき姿として
ボランテアの手作り運営
楽しいこと
役にたつこと
の三つをあげました。
10ドルでかつ全員がボランティア

当時は運営を若尾さんに一部有償委託していたこともあり、若尾さんが本業(コンサルタント)で忙しいので、我々が自主的にやろうということになったわけです。そして1年やってみました。
その時の反省文を読みますと結構その通りにやったようです。でも会費はそのまま30ドルでした。それを見直したのが先ほどのプロジェクトだったわけです。30ドルの中味を分析するとざっくり言ってしまえば、10ドルが会場費用などの実費、10ドルが若尾さんへの委託費用、10ドルが余剰金として繰越しでした。
最初の10ドルの実費、これは必要です。次の業務委託費ですが、これは幹事の方々がすでに結構ボランテアでやってきていましたから一部若尾さんにお願いしていた部分(会費徴収、連絡など)も全部引取り自分達でやれるとの見解になりました。残る10ドルは余剰金です。SBMSは収益をあげる目的はありませんのでこれも不要です。
結局月10ドルで出来るとの見通しになったわけです。そしてこの「10ドルでかつ全員がボランティア」を初めて実践したのが昨年の役員幹事の皆様で、そのきっかけになった言い出しっぺが97年の井出だった、だから軌道に乗せる責任があるから会長をやれ、ということなんです。長い話しですみませんが経緯を知らない方もおられるのでわざと話しています。
2001年の活動方針

さて2001年の活動方針ですが、
タダで
楽しく
ためになる
この三つのタ、サンタ ポリシーで行きたいとおもいます。
お願い

そこでお願いですが、タダというのはお金がタダ同然ということだけではなく、タダでつまりボランテアで運営をやって頂くということです。他人の作ったレールに乗り恩恵だけを受けるのではなく運営に参加して頂きたいということです。
楽しく、ためになるのはSBMの特色です。堅苦しいセミナーは他にいくらもありつまらないものが多いです。SBMSは雰囲気も良く、気楽に討論もできますね。去年は諸橋さんのキャラクターも幸いしSBMSのそういう良い面が出たとおもいます。
親睦会

それから親睦会があります。SBMSはセミナーが本来の集まりですので親睦会は自然発生的に集まったらやる、好きな人がやるというスタンスで良いかと思います。去年もやったから今年もという義務観念で無理すると人が集まらなくて赤字になってしまったりします。私個人的にはセミナーも楽しいですが、その帰りに仲間と一杯やりなが食事をしてセミナーの反芻(はんすう)をするのが何よりの楽しみで参加しています。これも親睦会です。
最後に

もう一度、会員の皆様の積極参加、自主参加、頼まれたら断らない、出来ることだけやる、出来ない場合は助け合うという気楽なスタンスで、手作りのSBMSを楽しく続けて行きたいと思いますので、よろしくご協力の程をお願い申し上げます。有り難う御座いました。
2001年1月26日
井出 英雄
関連記事
2008年に日本に帰国される直前に、井出元会長によるレクチャー見捨てられたビジネスの再生-小さな工場をシュワ知事と商務長官が同時訪問したわけがおこなわれました。
#SBMSご報告

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2000年度 12月 - 日本のアニメーション

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2000年度 12月 - 日本... 2000年度 12月 - 日本...
2000年12月14日

お 礼 の こ と ば

Michi Yamato 様、

昨日は 私達「サウスベイ経営セミナー」のため、ご多忙にもかかわらず、貴重な時間を割いて講師として有意義なお話を大変有り難うございました。

今や日本のアニメーションは世界に誇る日本文化の代表的存在となっており、世界の映像・エンターテインメント産業をリードしてきたアメリカにおいても完全に認知された存在です。

今回の Michiさんのお話は、仮面ライダー、パワーレンジャー、ポケモンを始め、これら日本のアクションやアニメが如何にアメリカで受け入れられているかをわかり易くご説明いただき、たいへん勉強になりました。

仮面ライダーのアクションが歌舞伎の見得にその源があったり、ウルトラマンが仏像の面の延長である等、たいへん興味のある内容でした。また、これらアニメが日本文化の権化であり、それ故に世界に通ずるとのお話はたいへん重要であり、考えさせられる内容でした。
仮面ライダーやアニメーションの世界を通じ、ハリウッド映画・エンターテインメント産業の新しい傾向、日米のアクション、立ちまわりの考え方の差など良く理解致しました。これらのお話は私達の日常のビジネスにとっても重要な示唆に富むものです。

今回のセミナーでは 私達との率直な意見交換の時間もとっていただけ、大変有意義でした。
Michiさんの今後のご活躍を心からご期待申し上げます。どうもありがとうございました。
 
サウスベイ経営セミナー
    会 長:今 井 清 純
    セミナー委員長:諸 橋 義 弘
#SBMS過去のセミナー

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2000年度 - 11月28日 平日の夜を楽しむ会「室内ペイントボールで激戦」

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異色のイベント、「室内ペイントボール」のゲーム大会。11月28日(火曜日)闘争心の旺盛な老若男女、予定よりも少ない12名が参加した。場所は、エルセグンドの倉庫街の一角にあるペイントボール・ゲーム場。当施設共同経営者の諸橋氏のご好意で、持参の食事と飲み物代を含めて一人当たり30ドルで施設の休業日を利用してSBMSメンバー専用利用の便宜を計っていただいた。

体育館程度の広さのあるゲーム場は、竹を張った塀や窓付きの陣地があちらこちらに配置してある。這いつくばって忍び行くことがし易いように、地表面は全面が柔らかい土で覆われている。場内の壁にもすべて竹が張られている。綿密な安全対策が施されてケガの心配も不要。ゲームに入る前に注意事項が書かれてある書類に各自が署名してから、諸橋参謀からゲームに望む前の説明を受け、玉(ペイントボール)と空気銃に似た銃とゴーグルを渡された。ゲーム場の傍には、試し撃ちができる部屋があり、そこで銃の使い方を会得する。パンパンパンと高く鋭い音と共に発射される青色の玉は、命中すると白い液体が破裂して着色する。これが衣服に付けば命中した印となる。この着色は水で簡単に落とす事ができる。玉は飛んで行くのがなんとか目に見える程度のスピードであるが、直接に肌に当たるとアザが残りチョット痛い。従って皆、ゴーグルで顔を被い、完全防備のイデタチとなって、ゲーム場に入る。中には審判が2名以上常に監視して戦況を見守る。ルール違反を2回やったら即刻退場の指令がでる。これも安全のためだ。ゲームの仕方は、決まっている方法とルールのものに、自分たちで工夫することもできる。

最初のゲームは、誰か一人が最後に残ったグループが勝ち組みとするゲームである。中に入ると、ヨーシ勝ち残るぞという気持になる。闘争心が少しずつ高揚してくる。敵と味方と半分づつに別れて、審判の注意を受けてから、作戦を練り戦闘開始。全員が四方に散る。ガキの頃の戦争ゴッコを思い出す。あの頃は鉄砲ではなく、木で造った刀で、赤胴鈴之助のマネをしていた。スグに、あちこちでパンパンと空気銃の音が炸裂する。隠れ家の窓からチラリと覗くと50メートル前方に人の影が見えている。スグに銃を構えて影に向けて連続発砲。なかなか命中しない。一旦窓から逃れて隠れたら、今度は相手が連続発砲してくる。頭のすぐ上を玉が数発通過して、ピッピッと短い空気を裂くような音となる。緊張が高まる。サーッと忍者?の如く場所を移動して身を伏せる。塀の隅から、別の人の影がチラリと見える。子供だ。子供でも敵なら止むをえん。パンパンと発射したら相手の銃に見事着弾。でも彼は当てられたと思っていない。ここでは銃に着弾した場合も敗者とみなし、「アイアムデッド。」と叫びながら、銃とともに両手を上げながら退場となる。敗者には銃を向けてはならないルールだ。と、すぐ横から敵のボールが数発ピッピッと身体をかすめてきた。敵が近くに来たと思って銃をかまえた瞬間、右肩にビッシと痛さが走る。  ヤラレタ。俺は死んだ。「アイアムデッド!」と叫び、両手を上げて退場。ゲーム場の外にでて見れば、中では残った敵と味方が1体1で最後の勝利を目指す戦いに挑んでいる。誰と誰だ!と見ていると、井出さんと徳留さんが敵と味方に別れて撃ち合っている。二人は長年の友人同士だ。ゲームとはいえ、お互いに容赦はない。パンパンと戦いは続く。暫くして、ピーッツと審判の笛の音。どちらかが着弾で、戦闘は終了したらしい。ゲームから出てきた二人は、接近戦の緊張からか、いささかグッタリとした表情。その中にもヤッタという笑みがあった。勝ったのは井出さんだ。曰く「接近戦は疲れる。もうこれでいい。」

第2戦は、相手グループの旗をどちらが先に奪うか。同じように半分に別れての戦いだ。今度は二度めだからどのように動けば良いかが少し分かっている。銃の使い方の要領もチョッピリガッテンがいく。ピーッと笛の音で戦闘開始。私の陣取りは敵の正面になった。「ヨシ、ここは援護射撃だ」と決める。相手の旗の背後にある要塞に人影が走る。パンパンパンパン。 アイアムデッドの叫びが聞こえてくる。早い戦死は犬死だ。自分は、要塞の窓に向けて連続発射を続ける。敵は動いている気配がない。さらに、あっちとこっちで、パンパン。すると、味方の一人が猪のごとく旗に向かって突進して行った。とても機敏な動きだ。あれは誰ダ。こんな所で死んだら人生の意味が無い。無謀なヤツ! しかし、彼は旗に飛びついた。スッテンコロリした手に旗がある。勝ったぞ。良く見ると若尾さんダ。「腰痛は大丈夫か。」

戦いは3戦目と続く。窓ごしのラウンジではゲームに疲れた戦士が、敵味方の分けなく慰労の宴をやっている。しかし、私はここで戦っている。ナンダ、これは天国と地獄か。パンパンパンと常日頃のウップンを晴らす。生きるための緊張感が知らずに生まれる。オモシロイ! 気分爽快なり。と思った一瞬に銃を持つ腕に痛さが走る。ヤラレタ!「オカアサン、アイアムデッド!」

そんな訳で、アッという間に時間が経過し、意外な緊張を体験してきたペイントボールであった。これは若者のスポーツである。しかし、今回活躍した戦士達は皆、以前の若者達であった。一見、皆、未だに元気で若く見える。大シタモノデアル。諸橋さん、休日のご協力に感謝、感謝。得難い楽しい体験であった。参加者が多かったら、もっと楽しかったであろう。
(土田)
#SBMSご報告

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2000年度 - 11月25日 第11回サウスベイマネジメントセミナー主催の親睦ゴルフ大会

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2000年度 - 11月25日... 2000年度 - 11月25日...
恒 例の第11回サウスベイマネジメントセミナー主催の親睦ゴルフ大会が11月25日(土)にLos Verdes G.C.で開催されたので報告します。
1. 開催日時と場所 :11月25日(土曜日)、10時スタート、 Los Verdes G.C.

2. 参加人数 : 当日はThanksgiving Dayの連休(土曜)でもあり、開催コースが大変便利な場所であったということもあり、40名枠一杯のフルメンバーでの開催となった。

3. 結果(ダブルぺリオア方式)
結果         Net/Gross・ 賞品
1st  Place T. Tokudome 71.6/92 $100
2nd  Place S. Kishino 73.8/87 $70
3rd  Place H. Ide 74.0/86 $50
5th  Place S. Ito 74.6/89 食事券
7th  Place T. Mochizuka 75.0/87 宿泊券
11th  Place K. Iki 75.4/91 食事券
25th  Place J. Osada 78.8/110 キーボード
B.B. S. Ogura 86.6/119 $30

尚、多数のドネーションを頂き本当にありがとうございました。全員に参加賞が贈られました。(全員の写 真と優勝カップ授与の写真あり)

4. 当日レポート
当日はこれ以上望めない快晴に恵まれ、前半は風も無くすばらしい天気で最高のゴルフ日和。便利なコース故か大変な混雑。10時スタートの予定が30分ほど遅れてのスタート。

前半は超スローペースで1ホールラウンドするのに20分もかかる始末。しかししかし、各グループとも個別 にオリンピックをやったりとなかなか賑やかなプレー、いや戦いとなった。

後 半はやや風が出てきたが海に面したコースはやはり気持ちがいい。でも海に反射する太陽の光が眩しかったなあー。ボールなんか見えやしない。ふと、20数年前に出張で来た時にプレーした頃を思い出した。 私の記憶ではこのコースは何も変わっていない様に思ったが。いや古い話で失礼!!。

ス タートが遅かった分、日没時間が心配になった。全員のプレーが無事終わるか本当に心配した。やはり冬時間でのプレーはスターをもう少し早くすべきか(反省点)。遅くスタートしたグループの皆さん、大丈夫でしたでしょうか。光るボールでも準備しなきゃーいけないかな。しかし、日没まで最高の天気であったおかげで何とか無事終了。

意識的に早めにスタート頂いた皆さんで賞品の準備やスコアーの整理などに尽力頂き感謝!!。やっぱりプレーの後の一杯と表彰式は楽しい。個々にプレーの反省!と楽しそうな会話が聞こえ今回の大会を準備した一員としてほんとに安堵。これが正直な気持ちか。反省点も多かったがこれは次回に!!。快晴の楽しい一日でした。

最後に参加された皆様ならびにご寄付にご協力下さった皆様のお陰で無事終了することが出来ました。
本当にご協力有難うございました。楽しい1日を過ごせて頂けましたでしょうか。
それではまた次回に....

谷本 進
#SBMSご報告

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2000年度 11月 - 日米関係の現況

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2000年度 11月 - 日米... 2000年度 11月 - 日米...
お 礼 の こ と ば

高 濱  賛 様

昨日は 私達「サウスベイ経営セミナー」のため、ご多忙にもかかわらず、貴重な時間を割いて講師として有意義なお話を大変有り難うございました。  
私達にとって、めまぐるしく変化する国際状況を理解する事はむつかしい問題です。
今回は 21世紀のスタートを担うアメリカ大統領選挙直後の日米関係の現況を始め、複雑な国際関係をわかり易くご説明いただき、たいへん勉強になりました。

 日本サイドが考えている日米関係とアメリカ側がみている日米関係の差、アメリカ政府要人・学者・知識人たちの対日観、また、特に安全保障問題に関する理解度について、両国の温度差などのお話はたいへん重要な問題であり、考えさせられる内容でした。
 21世紀を迎えるにあたり、これで20世紀の出来事がすべて精算されるのではなく、過去について改めて整理・検証というステップがあることを認識すべきということを良く理解致しました。

  戦後の枠組から抜けられない日本を憂いつゝ、アメリカ新大統領がどのような政策で臨んでくるのか私達は大いに注目をしたいと思います。
 今回のセミナーでは 私達との率直な意見交換の時間もとっていただけ、大変有意義でした。
もし出来たら また次の機会を作っていただき、お話をしていただけたら幸いです。
なにとぞよろしくお願い申し上げます。
どうも有り難うございました。  

2000年11月9日
#SBMS過去のセミナー

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2000年度 10月 - NTTドコモの成功の理由

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2000年度 10月 - NT... 2000年度 10月 - NT...
[セミナー要旨]

携帯電話のドコモという会社は、高い収益を上げており、今では人気企業となっているが、10年前、NTTから分割された時は、誰も行きたがらない会社だった。
今日のように、 携帯電話が普及すると予測した人は、当時はいなかった。 日本で携帯電話が普及したのは、日本の電話事情と住宅事情の悪さが原因である。
固定式電話を住宅に引く時は、今でも7万2000円の債権を買わなければならない。これでは、 子供の部屋に電話を引くことに、賛成する親はいない。子供も、居間にある電話で、親に知られたくないことをしゃべりたくない。
アメリカは、各部屋に電話が引いてあり、子供もすでに自分の電話を持ている。アメリカ人は不器用だから、小型の携帯電話は向かないというのは、うそである。アメリカで小型の携帯電話機が普及しなかたのは、小型機を製造するプラントが足りなかったからだと、思う。
これからは、アメリカでも、まちがいなく、携帯電話が普及する。
最近 の携帯電話機に赤や黄色のカラフルなモデルが増えてきたのは、若い年齢層に売り込もうとしているからだ。

ドコモの成功の理由は、
1)人員の足りない会社だったので、管理できなかった。
2)オープンにして皆に使わせた。
3)既存の技術を使った―――ことである。
NTTは、郵政省に小型版のような組織で、管理したがるが、ドコモでは、管理にまで、手がまわらなかった。
役所は主導してうまくいった試しがない。
誘い水的なサイトは、ドコモで作ったが、iモードのサイトを、民間の会社に自由に作らせた。無数の非公式サイトができたことで、Iモードの利用者がひろがった。
HTMLで接続できる既存の技術を使った。
通信会社が規格を決める時代は終わった。
ビデオ規格で、ベーターとVHSの競争があり、消費者がVHSを選んだように、通 信規格も消費者が決める時代になっている。 アメリカでは、Eビジネスは、必ず成功する。というのは、アメリカの実情に合わせて、インターネットが使われているからだ。アメリカでは、大量 の小切手が郵便で送られているが、Eビジネスでは、小切手のやり取りをなくすことができる。
通信販売が発達しているので、インターネットで申し込むことに抵抗がない。クレジット・カードを使うことに抵抗がない。つまり、現在の仕組みをそのままインターネットに載せればいいのであって、「進んでいる」わけではない。
日本は、通信革命の競争に勝てると思う。日本にいる、父親が、株のEトレードをやりたいと言っている。秋葉原は、今、中高年層が一番の客になっている。高齢者が、このようにインターネットに関心を持っているのだから、日本での普及も間違いない。
科学技術 については、楽観的な見方をしている。これまで、使えなかったものが、使えるようになっている。日本は、ゲームのようなパーソナルなものに強い。世界競争の中で、日本は勝てると思う。

(まとめ=東 繁春)

2000年10月12日

お 礼 の こ と ば
岡 田 昭 彦 様

昨日は 私達「サウスベイ経営セミナー」のため、ご多忙にもかかわらず、またわざわざニューヨークからおいでいただき、貴重な時間を割いて講師として有意義なご講話を大変有り難うございました。
 急速に進展するI.T.技術革新の中に生きている私達にとって、めまぐるしく変化する通 信事情は身近な問題でありながら、なかなか理解が困難なのが実情です。
 今回は、日本における巨大通信企業のNTTがいくつかに分割された経緯、必然性とその後の展開、NTTドコモを含むビジネス戦略などのお話を通 して、今日の電波と通信技術の実態についてわかり易くご説明いただき、たいへん勉強になりました。
 また、日本で普及している携帯電話システムが、なぜアメリカでは普及していないのか、逆にe-ビジネスがなぜアメリカに適しているかなど、日米の相違などのお話もたいへん興味のある内容でした。
 情報化時代においては、誰しもが比較的自由に享受できる技術・情報をいかに有効に生かすかが勝負の分れであることを良く理解致しました。
 “皆が不便だと思うものは必ず便利になる”、“またパーソナル分野で圧倒的に強い日本は絶対世界の中で勝てる”という岡田様の信念は、私達にとって勇気の湧くお話であり、たいへん心強く伺いました。
  今回のセミナーでは 私達との率直な意見交換の時間もとっていただけ、大変有意義でした。 もし出来たら また次の機会を作っていただき、お話をしていただけたら幸いです。なにとぞよろしくお願い申し上げます。
  どうも有り難うございました。
#SBMS過去のセミナー

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2000年度 9月 - 東本願寺ロスアンゼルス

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2000年度 9月 - 東本願... 2000年度 9月 - 東本願... 2000年度 9月 - 東本願...
[セミナー要旨]

私の父は、次男でお寺を継がなくてもいい身であったので、本山の仕事をしていた。
札幌 に居た時、1年の予定で、父がロサンゼルスへ単身赴任したのが1953年のことだった。その後、家族全員が、ロサンゼルスの渡ることになった。 父が、ロサンゼルスに来ていなければ、私もアメリカに来ることはなく、東京にある寺 を継いでいた思う。アメリカの寺の住職は、本山が決めるので、世襲制は、ない。
  日本では、仏教の器は残ってはいるが、中の水(仏教の真髄)は濁っていたり、水が無 くなっている状態である。お釈迦さまが、何をおっしゃたのか、親鸞聖人が何をしようと していたか、を学ぶことが大事である。
  ロサンゼルスの東本願寺では、若い仏教徒を生み出そうとしている。仏教の教えを生活 に結びつけることが大切である。仏教は、生活がよくなったり、お金が増えたり、するも のではない。宗教が、勝負に勝てるようにしてくれたり、お金が入るようにすることはない。
  宗教は、人間関係を改善することであって、自分が変わるから、回りも変わるのである。
人間は、他人を変えようとするが、他人を変えるためには、自分がその10倍の努力をしなければならない。そう分かっていても、妻と喧嘩すると、妻の方が変わるべきだ、と思ってしまう。
  お釈迦さまは、正顕(正しく見る)、正思(ただしく思う)などの八正道を説いたが、「正 しい」ことを定義しなかった。仏教は、自分を見つめること、自己とは何ぞや、という問いを常に持つことである。 「先生」と呼ばれるような仕事をしていると、自分を知ることには、一番じゃまになる。 私は知っているが、あなたは知らない、という立場にいると、ガードが固くなり、柔らかい頭には、なれない。歳をとっても、常に学ぶ精神が必要である。

(まとめ=東 繁春)

2000年9月14日

お 礼 の こ と ば
伊 東 憲 昭 様
河 和 田 賢 淳 様
昨日は 私達「サウスベイ経営セミナー」のため、貴 東本願寺ロスアンゼルス別院をご提供いただき、ご多忙にもかかわらず貴重な時間を割いて講師として有意義なご講話を大変有り難うございました。
毎日、ビジネスの世界であわただしく生きている私達にとって、人間としての生き方、人と人との関わりなどについて考える事は、つい忘れがちです。今回のご講話は人間として生きるための基本とも言うべき仏教、特に浄土真宗を中心とする教えについてわかり易くお話いただき、たいへん勉強になりました。
 私達は日常の不都合を自分以外にその非を求め、相手を変える事に執着する傾向につい走りがちですが、今日のご講話で、まず“自分を変える”ことの重要さを良く理解致しました。
 また八正道(はっしょうどう)のお話、そのひとつである正見(しょうけん)についてなど、私達にとって心の眼が開く思いでした。また、“いい人になる”のは他人の為ではなく、自分の為であること、“本当の仏教徒は常に学ぶ心を持つ生徒である”など、心に沁みるお言葉の数々は私達のこれからの生きる上での貴重な糧となるものです。
今回のセミナーでは 私達との率直な意見交換の時間もとっていただけ、大変有意義でした。
もし出来たら また次の機会を作っていただき、お話をしていただけたら幸いです。なにとぞよろしくお願い申し上げます。
どうも有り難うございました。
#SBMS過去のセミナー

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2000年度 8月 - 米国雇用問題

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2000年度 8月 - 米国雇... 2000年度 8月 - 米国雇...
[セミナー要旨]

雇用問題は避けて通れない問題である。企業から依頼を受けるが、社員の解雇を 行うとき、企業側の言い分だけを聞いていたのでは、全体像が分からず、あとで 訴訟になることがある。時によっては、社員の側ではなく、雇用主に問題がある ことがある。 日米の習慣の相違から、問題が起きることがある。
  日本から40代、50代の前半 で、アメリカに来て、急にえらくなるような人は、全体のことが見えにくい。 就業規則を作るとき、アメリカの弁護士が用意した文案を、日本の本社が、日本 の都合に合わせて変更しろと言ってくるが、本社の要求どうりにすると、裁判の 時、不利になる就業規則になってしまう。アメリカの弁護士は、訴訟のことを考えて、必要条項を就業規則に盛り込んでおくからだ。
  日米では、雇用に関する国の干渉の度合いが違う。アメリカには、終身雇用という契約はない。At Willといって、雇用者はいつでも、解雇できるし、社員はい つでも辞めることができる。5年の雇用契約があって、3年目でクビになって も、裁判所は、残りの期間を保証することをしない。
  米国では、国が積極的に干渉して法律を作っていく。セクシャル・ハラスメント の場合は、法律ではなく、判例によって、ハラスメントの定義が定着してきた。 15年くらい前は、セクシャル・ハラスメントの裁判は少なかったが、カリフォル ニア州から始まり、他州に飛び火して行った。 クリスマス・パーティーの時に、ボスと女性秘書が肩を抱いて撮った写真が、ハ ラスメントの証拠として、提出されたことがあった。倉庫内にヌード写真が貼ってあるのも、会社の責任と考えられている。
  三菱自動車が、ミシガン州の工場 で、トイレの中の卑猥な落書きが書かれいることに、何もしなかったと、負けた事例がある。週刊文春を購読しているが、この雑誌の中にも、時々ヌードがある。こういった雑誌を置いておくことも、ハラスメントになる。

  能力のある社員は、解雇を通告しても、次の仕事が見つかりやすいが、能力のない人ほど、現在の会社にしがみ付こうとする。遅刻が多いことを、解雇の理由に挙げても、遅刻の理由を子供の世話だと反論されると、裁判で負けることもあ る。
  日ごろから、訴訟の芽をつんでおくことが必要である。問題にある社員とは、話 し合いを持って、退職金の条件などを交渉してみる。

  カリフォルニアでは、1年間に1万人以上の弁護士が生まれる。近いうちに、カ リフォルニア州の弁護士の数は100万人になる。弁護士が過剰で、雑誌に広告を 出して、仕事を取ってこようとする弁護士もいる。解雇された社員は、簡単に訴 訟に持ち込むことができる。 訴訟は、大変な費用がかかる。大手弁護士事務所に依頼すると、1時間あたり 400ドルから500ドルを請求される。さらに、その弁護士の下にアソシエートがつ いていて、別に弁護士料を請求される。1ヶ月の弁護士料が何万ドルになる。裁判を始めると、2年から3年がかかるから、3000ドルから5000ドルの示談金を、 支払った方が懸命ということにもなる。

(まとめ=東 繁春)

2000年8月10日
道 野 守 康 様

昨日は 私共 「サウスベイ経営セミナー」のため ご多忙にもかかわらず 貴重な時間を割いていただき、講師として有意義なお話を 大変有り難うございました。
日系企業にとって 人事・労務問題は 日常避けて通れない最重要課題の一つであり、その上、複雑な法律、差別問題などを抱え、さらに訴訟ケースが日常茶飯事の当地では、その対応をひとつ間違えると 企業の存続にかかわる事態になりかねません。今回は この問題を 先生の 豊富な経験からの実例も含め、法律の現状・傾向・留意すべき点などを わかり易く、実務的にお話いただき、明日からの仕事に直接役立つ内容であり、たいへん勉強になりました。
 当地がアメリカであり、ここでは雇用関係が at willが基本であり、また、自由裁量を大きく認めては成り立たない労働環境にある等、日米文化の相違を充分認識し、毎日のマネジメントを行う必要性を痛感いたしました。 今回の セミナーでは 私達との 率直な意見交換の時間もとっていただけ、大変有意義でした。 もし出来たら また次の機会を作っていただき、お話をしていただけたら幸いです。なにとぞよろしく お願い申し上げます。 どうも有り難うございました。
#SBMS過去のセミナー

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2000年度 7月 - ハリウッドのスター達

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サウスベイ経営セミナー7月12日の記録

今回は、パイウオーターの太田さんの仲介で、ニューヨーク、ロサンゼルスで俳 優、タップダンサーとして活躍しているトニー・マサさん(44歳)をお迎えしま した。
  自称「日本のフレッド・アステア」のマサさんのダンスとの出会いは、12歳の時、 東京福生市の米空軍基地内のダンス・スクールに通い始めたことでした。現在の アクターズ・ネーム「トニー」というのも、当時の、ダンスの先生のステージ・ ネーム「トニー・ゴー・ゴー」にあやかったものです。
  日本でもプロの世界を経験した後、アメリカのダンス・コンテストの出場、「世界 大会」で第3位に選ばれました。いったんは、帰国するものの、アメリカに取り つかれてしまったマサさんは、すぐにハワイを経て、ニューヨークに行き、無一 文の状態から、仕事をしながら、ダンス・スクール、俳優学校に通いました。 ダンスのオーディションに行った時、「ダンサーはいらないが、アジア人の役者が 欲しい」と言われたことでチャンスをつかみ、タレント・エージェンシーが売り込んでくれるようになりました。
 
  俳優の世界は、売り込み合戦という常識的な見方に反して、トニーさんの観察に よれば、ハリウッドのスター達は、自然体で、売り込みはしないそうです。「チャ ンスは寝て待て、自然のエネルギーが流れ込んでくる真中に自分を置けば、その 中に、皆が集まってくる」というのが、マサさんの考え方です。

  日本人は、かなり高い水準のセンスを持った民族である、とマサさんは見ていま す。アメリカで舞台に立つ時、「ジャパニーズ、ナンバー、ワン」と言い聞かせて、 マサさんは、自分を元気づけることをしています。 しかし、日本やアメリカの日本人コミュニティーには、芸術家を育てていこうと いう姿勢がありません。これまでマサさんをバックアップしてくれたのは、ユダ ヤ人や黒人コミュニティーでした。 9月に公演を予定している「ア・ヒューマン・カタログ」は、マサさん一人で、 企画、キャスティング、スポンサー集めをしています。全日空のコマーシャルで、 顔が売れているマサさんは、日本人コミュニティーに売り込むのは、自分が動く のが、一番早いと判断したからです。

  メゲそうになった時には、どうしているのか、という参加者(井出さん)の質問に対 して、マサさんは、「メゲたことがない」と答えました。
  日本人は苦労話が好きだが、客が、役者のつらい姿を見て楽しむことはできない、 というのが、マサさんの考え方です。「努力はしているが、つらい努力はしない」 という行き方をしている方でした。 (了)

トニー・マサ 様

2000年7月13日
 昨日は 私達 「サウスベイ経営セミナー」のため、ご多忙中にもかかわらず、貴重な時間を割いて講師として、有意義なお話と素晴らしいタップの実演をご披露いただき、たいへんありがとうございました。  本場アメリカのエンターテイメントの世界でタップダンサー、俳優として第一線でご活躍されているにもかかわらず、気負うことなく、自然体を保ちながら、前向きの明るい努力のもと、常にポジティブ発想で演技に取り組んでおられる姿勢をうかがい、たいへん感銘いたしました。
 トニー・マサさんのお話により、アメリカのショウ・ビジネスでのプロ根性、プロ魂の何であるかを知らされた思いです。さらに、東(ニューヨーク)西(カリフォルニア)の違い、異人種コミュニティの実態と、接し方など、私達の日常からは知り得ないショウビジネスの世界やその裏側のお話は私達にとって興味ある内容でした。さすが経験者ならではの具体的・実際的な説明であり、私達がつい見落としがちなポイントを改めて再認識させられ、たいへん良い勉強になりました。また、ご披露いただいたタップの実演は、さすが目を見張る感動でした。
 9月に向けて準備されているライブ・ステージ公演のご成功をお祈り申し上げます。   
今後も機会を作っていただき、またお話いただきたくお願い申し上げます。
 どうもありがとうございました。
#SBMS過去のセミナー

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2000年度 6月 - 『ヤメ駐』を考えている人へのアドバイス

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2000年度 6月 - 『ヤメ... 2000年度 6月 - 『ヤメ...
2000年6月15日

                  お 礼 の こ と ば

パ ネ ル 講 師 様

 昨日は 私達 「サウスベイ経営セミナー」のため、ご多忙中にもかかわらず貴重な時間を割いてパネル講師としてご出席いただき、有意義なお話をありがとうございました。
 それぞれ異なる環境の下で、海外駐在員という立場をなげうち、いわゆる『ヤメ駐』を実行され活躍されているパネラー各位の実体験をふまえたお話は、『ヤメ駐』を志す者にとっては勿論のこと、その他のセミナー出席者にとっても興味のある内容でした。  会社を辞めた時の動機と決断、ビザその他の問題、『ヤメ駐』を考えている人へのアドバイスなど、さすが経験者ならではの具体的・実際的な説明であり、私達がつい見落としがちなポイントを改めて再認識させるものであり、たいへん良い勉強になりました。  現実問題として、S.B.M.S.会員の中で駐在員の立場にいる会員の大半は任期終了とともに日本へ帰国することになる訳ですが、いわゆる『ヤメ駐』という人生の選択を知ることは決して無駄ではなく、参加者全員にとって参考になったと思います。
 今後も機会を作っていただき、またお話いただきたくお願い申し上げます。  どうもありがとうございました。
#SBMS過去のセミナー

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