中小企業でこそ導入したい「1on1ミーティング」とは? Day4, Final(第3章、中小企業での「1on1ミーティング」導入スタイル)

こんにちは!「働くあなたを元気にする」コーチです。

今日のテーマも昨日に引き続き、

中小企業でこそ導入したい「1on1ミーティング」。

最終日の今日は、

大企業とは様々な観点で異なる中小企業にとっての「1on1ミーティング」の重要性と
その導入・展開方法についてお伝えします。

1.中小企業ならではの「1on1ミーティング」の重要性

2.中小企業での導入・展開スタイル


1.中小企業ならではの「1on1ミーティング」の重要性

このシリーズのDay2で、「中小企業の特長」について少し触れました。その強みと機会という視点で「1on1ミーティング」の意義や目的を捉えてみると、興味深い点が見えてきます。

例えば「置かれた環境・状況」→「中小企業ならではの意義」という切り口で、いくつか列挙してみると以下のようになります。

- 「環境変化への柔軟な対応が必要」→「機動力を生かす」

- 「採算ベースが低い」→「トライ&エラーが許される」

- 「社員数が少ない」→「人財の有効活用・多能工化が必要」


つまり、中小企業は大企業に比べて、社員数や売上規模が小さいことから、より一層、社員一人一人の貢献度合いが大きいと言えます。

従って、社員各人の自律性を高めることが重要です。それを実現するためには「失敗を恐れずやってみる」「失敗から学ぶ」という姿勢が必要です。

また、規模が小さいことを逆手に取って、上司が部下に対して機動力を活かすような働きかけを積極的に行うことも大切です。

一方、大企業と真正面で戦うことは避ける必要があることから、中小企業は戦う市場ドメインを大企業とは違える必要があります。

これは取りも直さず、大企業とは異なる発想が必要ということになります。つまり、少し突飛で、飛びぬけた奇抜なアイディアも事業化のヒント捉える姿勢も必要です。

これらを実現するための環境作りや、部下への働きかけをする場として「1on1ミーティング」を活用するのです。


2.中小企業での導入スタイル

それでは具体的にどういうスタイルで「1on1ミーティング」を導入・展開したら良いでしょうか? 幾つかアイディアを提供します。

例えば、以下のような企業規模の中小企業を想定してみます。

全社員30人規模の中小企業。構成部署は営業部、開発部、人事総務部などを含めて5つの部署。(即ち、一部署当たりの社員は管理職も含めて平均6人ほど)。つまり、組織ヒエラルキーは「社長」ー「部長」ー「課長」ー「社員」という状況。

なお、下記の全てを、最初から導入・展開すべきという意味ではありません。先ずはStart Smallで導入したら、少しずつ自社の状況に応じて取捨選択しながら、ステップ・バイ・ステップで選択し展開することが肝要です。

(1) 直属だけではなく別部署・隣の部署の上司との「1on1ミーティング」も併用する。

(2) 上司部下の「1on1ミーティング」は、社長・部長間から課長・社員間まであらゆる組織階層間で実施する。

(3) 上司の上司(社長・課長間や部長・社員間)との「1on1ミーティング」も年二回ほど実施する。

(4) 横の連携強化や連帯感醸成のために、課長同士の「1on1ミーティング実践振り返り会」を定例化する。

いかがでしょうか? 

色々な観点で規模が小さく、経営資源(リソース)が潤沢ではないことからこそ、「ヒト」という資源を最大活用して欲しいと感じています。

このシリーズは今日で一先ず完結です。

ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」コーチ

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