コーチングを通じて体感する「価値」とは?(Day2)クライアント視点(1)

自分を視る
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

昨日お伝えした通り、今日から

コーチングを通じて体感する「価値」とは?
1.クライアント視点(1)

因みに全体の章立ては下記の通りですが、今後、若干の加筆変更の可能性があります。綴っていくうちに気が変わったりするかも知れません。

1.クライアントとして体感する「価値」
(1)内省する機会
(2)応援者を見つける
(3)霧が晴れる

2.コーチとして体感する「価値」
(1)見方が変わる
(2)相手と新しい価値や境地を創り出す醍醐味を味わう
(3)(現在、検討・抽出中)


従って今日のテーマは

クライアントとして体感する「価値」(1)

「内省する機会」


1.内省とは

目まぐるしく変化する環境下で、とにかく目の前の事柄を「処理」していく。職場における業務などは典型的な例です。

「右からきたものを、さっさと左へ流す。深く考えたり、検討したりするこは許されない、余裕もない。流れを止めてはいけないのだ。」

このように感じながら、毎日を過ごしているのではないでしょうか?

このような状況に反して、「内省」とは

「事象、特に自分自身に起こった事柄や経験などをじっくり見つめて、その事柄・経験の意味を見出し、そこから気付きを得ること」です。

即ち、いつもの歩みを止め、自分を振り返ってみる、とも言えます。


2.初めてコーチングを受ける

私が初めてコーチングを受けることにしたのは、転職活動に失敗し大きなショックを受け、そこから立ち直るためでした。

それまでの人生では「自分のことは自分で判断・決定する」というのが私の信条。他人に相談という発想が無かったのですが、さすがにあの時は、とにかく第三者の助けが必要と感じたのです。

しかし半信半疑で受けた、初めてのコーチング・セッション。

コーチからの問いかけに、過去を振り返りながら一つずつ一つずつ答えていきました。

そして気が付くと、あっという間に時間が経っていました。毎回セッションで90分から2時間くらいは話をしていたと思います。

私のコーチはとにかく、私の話をひたすら聴いていましたね。それも興味深げに、時には楽しそうに。

私はその雰囲気に乗せられ、意気揚々と本当に色々なことを話しました。自分の子供の時の出来事から、自分の家族のこと。学生時代の嫌な思い出などなど。

「転職することに至った経緯や、どういう理由で転職先を選んだのか?」

この辺りも当然ですが、色々話をしました。そしてたくさんの身の上話をして行くうちにふと、色々なことに気が付いていきました。

- そもそも他の会社ではなく、どうしてその転職先に決めたのか?

- 転職先を決めるときに何を重視したのか?

- 転職することで自分は何を目指していたのか?


3.自分の中に感じた変化

これを何度か繰り返していくうちに段々と、何かそれまでと違った感覚を覚えるようになりました。

つまり、その当時の自分に再度戻って、あれこれ検討している自分を、まるで今の自分が観察するような心持ちになっていったのです。

一方、コーチの方は、転職が失敗した、とか判断基準が曖昧だった、などコメントは一切ありません。ただひたすら、私の話をじっくり聴いているだけ。

こういうセッションを繰り返す中で、私が気が付いたのは、

「転職先を他人の目で決定していた」

というものでした。

周りの人から「さすが!」とか「それくらいの高いポジションじゃないと転職する意味がない!」などなど。

他人に納得してもらえるような転職先を、まるで自分の希望だと思い込もうとしていたことに気付きました。

「転職先で実際働くのは自分、周りの人ではない。もっともっと『素の自分』の判断基準で選択しなければならなかった。」

こんな「内省」が得られたのです。

私の場合はある「事件」がきっかけではありますが、誰でも日常生活において、

「おや?」
「これで良いのか?」

という、ひっかかりを感じたり、疑問が湧くことがあると思います。

それを「右から左へ流す」のではなく、たまには立ち止まって、その事象をじっと掘り下げてみる。

その事象に遭遇した意味や、それを自分がどう対応したのか、を深く振り返ってみる。

「内省」することで、必ずや何かを見つけることに繋がります。自分が大切にする価値観や、気にかかっている理由が見えてくると思います。

大切にしている価値観を見つけること、心のひっかかりをほぐすこと。

これらが、我々一人一人が「自分の人生」を歩むことを後押ししている、と私は感じています。

コーチングは、そんな「内省」の時間を提供するものです。

ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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