書籍名~ なぜ日本企業のビジネスは、もったいないのか 著者~ 黒 田 豊 さん~ シリコンバレー在住・・ビジネスコンサルタント 発行所~ 日本経済新聞出版社 黒田さんはシリコンバレーで30年近く、革新的なビジネスモデル、イノベーションの誕生を目にしてこられた。 アメリカの企業に比べて・・画期的なアイデアが活かせない日本企業、日本社会の文化・制度の落とし穴を具体的に指摘し、どうすれば再び活力を取り戻せるのかを提言されている・・ 日本企業は人材も、技術もあるが、革新的なビジネスが生まれない・・ 社員のモチベーション、潜在能力が高いのに、なぜ <面白い>ビジネスが生まれにくいのか・・ * 裏表紙から 潜在能力が高いのに、十分に実力を発揮できない日本企業・・ 根幹には、グローバル市場での活躍を妨げる三つの障害がある。 (1) ビジネス・イノベーションの仕組みが作れない (2) 画期的なアイデアを消してしまう日本的思考と環境 (3) 優れたビジネスを生んでも、グローバル展開できない現状 小生がいつも感じているのは・・ <新規や改革>の提案をすると・・必ず <前例がない~ 昨年はこのように企画した~ 失敗したら誰が責任を取るの>という輩が多い・・ 黒田さんは日本は <減点主義>だとよく言われる・・ 日本にいるとそれが当たり前になってしまう。 米国企業で昇進していく人たちは、仕事で <成功した人たち>であり、単に失敗をしない人たちではない。 つまり <減点主義でな く加点主義だ> 日本では<年功序列や学歴主義>の残っている会社の多くでは、失敗さえしなければ、年とともに昇進できる。 <無難>を、看板にしていると優秀な社員も <飼い殺し>になる・・ 安易な人員整理で・・有能な<技術者たち>が海外の企業に引き抜かれている・・ 整理に応募しない<クズ社員>から解雇して・・有能な社員を残さないとリストラの効果も少ないはずだ・・ 零細企業のリストラを見習ったらいかがでしょうか?? <アップル~グーグル等>有力企業の成功例の詳細も書かれている・・ 台湾の企業に買収されるようでは情けない・・ <技術の日本>はどこに行ったのか・・早急に巻き返しを期待したい。