<書籍名~ <救命センター カルテの向こう側> <著者>~ 浜辺 祐一 (はまべ・ゆういち) さん~都立墨東病院・救命救急センター部長 <発行所>~ 集 英 社 <プロローグ>から抜粋・・ 私の勤務先は・・もし、来るべき首都直下型地震で、あの<東京カイツリー>が倒れてきたとしたら、ちょうどその先端がかかるか、かからないの辺りにある病院です。 あちこちからお叱りを受けてしまいそうな、不謹慎な軽口をたたくと、案の定、どなたも怪訝な顔を、されます。 半世紀ぶりに再び東京でオリンピックが開催されるのだとか、 一方で、ここ数年のうちにも 首都圏を襲う大地震が来るかもしれないという不気味な予測が声高に喧伝されている折も折なのに・・と、小生、少なからぬ戸惑いを、正直、隠すことができません。 20年来の不況を抜け出そうとする<アベノミクス>がいよいよ正念場を迎え、さらに<新しい都知事>が、いよいよ腕を振るおうかという時なのに、こんな弱気の物言いは、それこそ、お叱りを受けてしまいそうですね・・ MR職人は、人は老成していくごとに <大局を達観して見る>能力が備わっていくのだな・・感じ入った・・ 本文から目に付いた事項は・・ * 一人暮らしで倒れているのを大家に発見され、救命センターに運び込まれた60代の男性。 * 喉とみぞおちを刺され、大量出血で運び込まれたが一命を取り留めた老人・・意識が回復して発した言葉は、<妻を殺した>・・ * 家族がいるのかもわからないまま、重症で意識が戻らない・・ そういえばこんなこともありました。 患者さんは、愛人宅で、首を括っているところを、愛人に見とがめられた中年の男性でした。 予断を許さないと判断した主治医が説明するため控室に出向いたら・・何とそこには<愛人と本妻<が並んで座っていた。 愛人曰く <先生、あの人、、なんとか命だけでも助けてやって下さい・・> 一方・本妻曰く <あんなのは、もう、殺してしまって下さいな、先生> この話、実は。<後日談>があります・・ 小生はしっかり読みましたが・・ブログルの皆さまには公開しません・・著作権??