書籍名~ < 新築マンションは9割が欠陥 > 著者~ 船津 欣弘 (著) 発行所~ 幻冬舎新書 小生は50年余り不動産業界で泳いでいる<プロ>と自認しています。 現在<マンションの>を購入しようとしている方は、ぜひこの書籍を、読んでください。 著者の船津さんは、<建築検査業務>の専門家です。 国内有数の大手デベロッパーやゼネコンが手がけているにもかかわらず、なぜ欠陥はなくならないのか。 ずさんすぎる現場の実態に業を煮やした建築検査のプロである船津さんが、事件の裏に潜む不動産業界の病理をついに告発。昨今の事例を元に、複雑に絡み合った欠陥の要因を明らかにしています・・ 第3章では、<デベロッパー大手7社~ゼネコン大手5社>の特徴も説明されています。 <欠陥住宅は今後もなくならない>・・ショッキングな説明ですが事実です * マンションのように大規模な建物の場合、多いケースで約30社もの業者が関係する工事もある。 実際に施工するのは<下請け・孫請け>の業者になります。 そこで働くの<職方>と言われる日給月給の請負労働者です。 <元請け・下請け・孫請け>で利益を抜いていったら、彼らに支払われるのはかなりの薄給になります。 * <工期厳守のプレッシャー>も問題です。 日本の分譲マンションの大半は、<青田売り方式>で販売される・・ 建物が完成する前、場合によっては工事が始まる前に販売が行われるケースが多い・・ 物件がまだ未完成な状態で販売が行われるのは、事業主の資金繰りが原因です。 完成までに売り切ってしまえば、引き渡し後すぐに資金回収ができ、金利負担等が少なく済むので、事業計画として成り立ちやすい・・ ただし、契約時に引き渡しの時期が約束されているので・・工期に追われて<手抜き等>の工事が発生しやすい・・ * 建築ジャーナリストの言では 欠陥問題で一番悪いのは、ある意味では、国土交通省の住宅局と土地・建設産業局です。 この2局は、権益を確保するために<、建築業界や不動産業界>を、取り締まることには熱心です。 しかし、マンションを購入するユーザーのことなどは、ほとんど考えていない・・ 大手だからといって 信頼できない・・品質管理へのこだわりを、アッピールしているといても鵜呑みにはできない・・ 小生は持論として・・何かあった時など考えると<大手>のほうがましだと考えて勧めている・・ 昨今<杭打ち>で問題になっている<三井不動産~住友不動産>の物件では、所有者は保護されています。 2005年の<姉歯事件>では、中堅のデベロッパー<ヒューザー>の買主は、デベの倒産で補償されなかった・・ 第2章では<新築進行があなたを不幸にする> * 新築は、住んだ瞬間から価値が2割下がる・・(業者の利益等で) * 買ったつもりで貯金する * 2022年、地価が大暴落・・東京オリンピック前に投資家が大量に売り出す・・ 船津さんは・・多くの<デベやゼネコン>と仕事をされています・・お立場からすると言いにくいことを、痛烈に批判もしています。
Posted at 2016-12-04 03:19
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Posted at 2016-12-04 05:41
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