1800年から17年をかけた労作-3
Sep
3
今から210年前に55歳の伊能忠敬は第一次測量に東北から蝦夷【北海道】西別まで出発
その後、10次測量(71歳)迄の日本地図は大図・中図・小図の3種類があり
この他に特別な縮尺図があると、相模女子大の鈴木純子講師は書いています
土曜日「勝手に言いたい放題」
『蔕翁雑話』(TAIOH ZATUWA)
2010/09/04 第六十回
民主党の代表選挙で菅・小澤の両氏が立候補を表明。日本の財政を立て直す議論は「仕分け」ではそれ程の効果は出てこなかった。ただ、これまで密室で同類項の人種が行ってきた事を国民の面前で行われた事に意義があった。
高級官僚の二次・三次就職口(天下りの語彙に非常に嫌悪感を感じます。誰が【天】と決めたのでしょうか?)の手前味噌には呆れてしまいます。
ところでこの国の財政支出の多くは「補助金」の支給に使われ、これを実施する為の公務員はどの位の人件費を使っているのでしょうか。農政・漁業・建設業・交通機関・子育て支援・教育などなど。自立が出来る人や機関にも一律に補助をする。これって、国民の自立心を殺いでいると感じます。
江戸末の日本で活躍した英人「アーネスト・サトウ」の日記抄(荻原延壽著)の七巻 「江戸開城」315ページに戊辰戦争の奥羽列藩との戦場の負傷者を治療に当った英国領事館付医官「ウィリス」の文章にこれまでの高級官僚の源流を感じました。
『ところで、わたくしの不安は、日本のすべての役人の生活の底にはひとつの病根が巣くっているのではないか、ということである。それは公金の不正な使用と、公的な信用を私的な利益の為に悪用している事を指している。』(文書九)当時の公使パークスに宛てた報告書です。ウィリスが東京へ戻ってからの覚書に「私が見通したところによると、どんなに悪く考えても共有財産とみなされるべき公金の使用に関して、日本人には名誉心と正直さが情けないほど欠如しているように思われ・・・
日本人のはなしでは、公金の三分の一が間違った目的に使用されているという。あたかも公金の管理と責任をまかされた日本人は、だれもがただちに自分に寄せられた信頼を裏切り始め、計画的に公金を私的な利益に転用し始めるかの如くである。」この後、ウィリスはようやく敵方(賊軍とされた会津軍)の治療費を占領当局より支給された顛末を見て書いている。二本差しが三人で書類を偽造し、懐へ入れる状況に我慢がならなかったようである。この二本差しは「日本ではどこでも行われている慣行である。」と云って弁明した。と覚書に書いています。150年前の幕末とは言え、今日の高給公務員の状況にはこのような伝統と源流が未だに脈々と伏流水の如く流れてDNAを受け継いでいる感がします。
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Posted at 2010-09-03 17:38
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Posted at 2010-09-04 12:18
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Posted at 2010-09-03 17:46
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Posted at 2010-09-04 12:24
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Posted at 2010-09-04 17:08
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Posted at 2010-09-05 02:54
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