ヤブラン(薮蘭) クサスギカズラ科(Asparagaceae)
学名:Liriope muscari (Decne.) L.H.Bailey
藪や林の中に育ち、古くから園芸用としても身近な植物である。
大きさにより小形のものにヒメヤブラン・コヤブラン、園芸種には、フイリヤブランがある。
白花のものは シロバナヤブランとも呼ばれ、一つ一つは小さな花だがしっかりと蜜を出す。
画像の下茎部分、緑色は若い種子。これから段々と黒くなりっていく。
根の一部に膨らみがあるが、匐枝は出さない。
花名の由来は、葉の形がランに似ていて薮に生えることから!!
草丈は30センチから50センチくらいになる。
葉は根際から生え線形で艶があり、茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出す。
淡い紫色の小さな花を沢山つけ、花被片は6枚で、丸い釣鐘形をしている。
花の後には液果状の種子ができ、黒紫色に熟す。
黒紫色の種子は滋養、強壮、催乳、咳止めの効果をもち(大葉麦門冬)根は強壮剤として用いられる。
9月20日誌「大和市泉の森」