シラン(紫蘭)
鮮やかな色あいで西洋から持ち込まれた園芸種と思ってしまうが、
れっきとした日本固有種。本州中部以西に自生する野生のランである。
栽培は、歴史的に古くて万葉集にも「蕙」という名で登場する。
マーガレットコスモス
フランスギク(マーガレット)とキバナコスモスが一体となった名前だが、
キク科ユリオプス属でいずれとも別種。南アフリカ原産の常緑多年草。
暑さにも、寒さにも強いので園芸用として多用され人気がある。
タツナミソウ(立浪草)
ヒノキ林等でひっそりと咲いている可愛い草花。
北斎などに描かれる波頭に似ているというのが名前の由来。
テッセン(鉄線)
茎はつる性で細く、木質。中国原産。
花弁は、普通7枚。今、鉄線と呼ばれるものは、殆どが園芸種。
カザグルマなどを原種としたクレマチス属の園芸品種。
原種のカザグルマは、日本の固有種。
シーボルトによって西洋に渡ったカザグルマが、
品種改良されたものがテッセン(クレマチス)として里帰りとも言われている。
川沿いなどの湿った場所に自生するつる性植物。
今は、自生地が殆どなくなって来た。準絶滅危惧 (NT)種。
マメグンバイナズナ(豆軍配薺)の実(種子)。
アップで見ると丸い軍配の形をしているのがわかる。
グンバイナズナよりずっと小さく4~6mm。
葉の大きさも形も良く似るウロコナズナは縁が盛り上がるスプーン状。
「大和市・居所 '16/04/30」