“庭の雑草”《襍感・/・点描‘18-58》

オニタビラコ(鬼田平子) キク... オニタビラコ(鬼田平子) キク科(Asteraceae)
学名:Youngia japonica (L.) DC.
Crepis japonica (L.) Benth.

オニタビラコ(鬼田平子) ;
タビラコより大型の意味でオニ(鬼)と名付く。空き地、道路わきなど等に生育する。
痩せ地では10cm程度の背丈だが、環境が良い場所では1mの高さにまで成長する。
学名は、japonicaだが分布域は広く東南アジアやオーストラリアにも自生してる。
花茎は太く直立し紫色を帯び、切ると白い乳液がでてくる。茎、葉は軟毛で覆われている。
根生葉はロゼット状で頂裂片は三角状卵形で先は丸い。下部の葉は根生葉に比べ、先がとがる。
茎の上部の葉は少なく、小型で少し褐紫色を帯びることが多い。
茎の先に直径7~8mmの黄色の頭花を散房状に多数つける。総苞は、円筒形。
花は複散房花序につき舌状花は黄色。タンポポ亜科に属し舌状花の先が5裂する。
最近の研究では、オニタビラコは、アカオニタビラコ(2年草)とアオオニタビラコ(多年草)と分ける。
アカオニタビラコは直立する花茎が1本で太く茎や葉が紫色を帯び上部の茎葉は小さく花期が4~5月。
アオオニタビラコは花茎や葉があまり紫色を帯びることがなく、多数、基部で枝分かれする。
類似のコオニタビラコは全体に小形で、毛がほとんどなく頭花がやや大きく冠毛がなく、2個の角がある。
 
*     *     *     *     *

《時節感慨・・呟記・・“雑草!?!”》
雑草と云われ、人間の都合で排除される植物。だがその強さには驚く。
茎が出てくると刈り取られてしまい、花までなかなか見ない。
刈り取ってみても翌年には、元気に茎を出す。
庭を野放図にして5年ほどになるが、植物(雑草か!)の個性が見て取れる。
規則正しく毎年同じ所に咲く花、行儀の悪い花、ツル性植物は、自由奔放だ。
人間の都合・勝手で、邪魔物扱いで抹殺してるのである。
排除するのではなく、上手く共存出来るように整えられまいか!?!って思う。
個々の花々は、それぞれに綺麗に咲き誇る。形・大きさ・場所・季節と多様に。
植物生態学からみて、“人間活動で大きく撹乱された土地に自然に発生・生育する植物”
こんな定義で雑草を位置づけてもいるが、生活環境と植物のせめぎあい!!
やはり人間は、弱い立場、と痛感する。生かされているって思う日々である。
こだわり、つっぱって!! 小さな花・野草と語りながらおもう。秋だ。


#ブログ #植物

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