《 眼福(87)“森の春(3+1)!?!”❖21-106❖》

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ムサシアブミ(武蔵鐙) サトイモ科 (Araceae)
学名:Arisaema ringens (Thunb.) Schott、 在来種;本州(関東地方以西)
散策路の脇の崖沿いに1茎だけ立っている。此処になぜ・・・!?!って感じ。
モノトーンが、今年の課題??
チョット、全体像を・・・引いて見ると中々のものだ。


ウラシマソウ(浦島草) サトイモ科 (Araceae)
学名:Arisaema urashima H.Hara
Arisaema thunbergii Blume subsp. urashima (H.Hara) H.Ohashi et J.Murata
仲良く・・・隠れているように見える!!
《“花見&観察・・・サトイモ科の花”❖2021/4/4❖》
ムサシアブミ(武蔵鐙);
横から見ると馬具のアブミ(鐙)のつま先を囲む部分に似ている事で和名がいた由。
アブミに似た所を部分名称で仏炎苞と呼んでいる。草丈は、30cm前後。
葉は2枚、小葉は3枚。小葉幅は広く、長さ20㎝前後。葉柄は高さ20cm前後。
葉柄の間から葉よりやや低い花茎をだし、仏炎苞に包まれた肉穂花序をつける。
仏炎苞は、暗紫色か緑色と変化があり白い筋がある。筒部は長さ5cm前後。
口辺部は耳状に張り出し舷部は袋状に巻き込む。花序の付属体は白い棒状。
仏縁苞中に肉垂花序があるが、苞が縁両側横に張り出すので肉垂花序は見えない。
肉穂花序(にくすいかじょ:多肉な花軸の周囲に柄のない花が多数密生する)、
仏炎苞(ぶつえんほう)共々難しい名称だ。
「仏炎苞」とは、形が仏像の背後にある仏炎に似ているためだとか。
平安時代、武蔵国の特産品として鐙が作られていた。
現代では、武蔵の国と言ってもピンと来ない。おまけに「武蔵国」関東地方では、
ムサシアブミは余り見かけなくなった。この泉の森でも以前は見かけなかったのだが?

ウラシマソウ(浦島草);
花穂先が、細長く伸び垂れ下がる。これを浦島太郎の釣り糸に見立てて名前が付いた由。
花序の先端の付属体だが、なぜこのような姿になったか??不思議だ。
花のように見えるものは苞で、花序は中にあって見えない。その苞を仏炎苞と呼ぶ。
地下にある球茎は多数の子球をつくり、盛んに栄養繁殖をするので纏まって生える。
成熟して開花する株の葉は1枚、葉柄は太く茎の様に見え、花茎より高く直立する。
小葉は11~15枚(鳥足状複葉)。葉柄の基部が鞘状になっているため茎に見える。
偽茎だが、そこから花茎を直立し、暗紫色の仏炎苞をつける。
仏炎苞の中に多数の花をつけた肉穂花序があるのだが、
花序の延長部(付属体)が仏炎苞の外に出て高く立ち上がり、先が細くなって垂れ下がる。
雌雄異株であり、若い株は雄花、肥大した球茎をもつ大きな株になると雌花をつける。
花序の先の付属体は紫黒色で、長さ60cmにもなる。不思議な容姿である。
「令和参年(皇紀2681年)4月15日、記」




#ブログ #植物

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