ショウジョウソウ(猩々草);
猩々とは、能装束の空想上の「猩々」(オランウータンとも云われる)の赤い頭の毛のこと。
観賞用に栽培されているが、茎や葉等を傷つけると乳液が出てくる。
苞葉が赤くなるのが特徴。花は花弁の無い杯状花序、黄色の腺体が1個ある。
夏に咲くクリスマスカラーの「ショウジョウソウ」は、サマーポインセチアとも呼ばれている。
一年草だが、毎年こぼれた種から発芽し綺麗な花増やす。
花言葉(良い仲間)」通り、赤い花が寄り添って仲良く咲く風情は中々のものである。
茎は直立してまばらに分枝し、高さ1mほどになる。茎葉は互生し、葉柄は1.5cm以下。
葉は先の尖った長卵形だが下部の葉は披針形。上部の葉はバイオリン形と称されている。
だが、不規則にくびれてる葉の形は、ひょうたん形と言ったほうが適切と思うが???
初夏、雌雄異花の花からなる杯状花序を固めて付ける。
花の周辺の苞や葉は、花時に全部または部分的に赤~淡紅色になる。
ポインセチアによく似た姿の植物、ポインセチアの仲間でもある。
ポインセチア同様に花がつく頃よりすぐ下の葉の中心部分が朱色に色づく。
緑と朱色のコントラストは綺麗だ。里山の林床に人知れず育っているのも不思議だ。
「令和参年(皇紀2681年)7月17日、記」