マルバノキ(丸葉の木) ;
「マンサク」の仲間でハート形の葉が丸っこいから「丸葉の木」と名付いた由。
自生は珍しい、かつ隔離分布し、個体数も少ない氷河期の遺存種と云われる。
樹皮は灰褐色、丸い皮目がある。葉は互生し、長さ5~11㎝の卵円形~卵心形。
秋に紅葉すると、葉腋に短い枝が出て、暗紅紫色の花が2つ咲く。
ヒトデのような変わった形の細長い花弁が5枚、花は背中合わせに一対で咲く。
蒴果は、頭が窪んだ倒円心形、翌年の秋に熟すと2裂する。日本固有種。
花、果実、紅葉が晩秋に一緒に見られる。紅葉の美しさ等で庭木に用いられる。
「令和参年(皇紀2681年)11月29日、記」