さほど広くない境内だが、宇都母知神社は、『日本総風土記』によると、
宇都母知神社、式内社で言う社格は郷社とされている。
今的には、地域住民のための神社と言った感じか。明治六年に郷社に列せられた。
大正十二年の関東大震災で社殿等全てが倒壊してしまった。
だが村人一同の総力で倒壊後わずか三年、大正十五年九月に総てを復旧させた。
昭和二十年春、戦争物資回収で鐘撞を献納し、鐘楼に鐘がないまゝであった。
が昭和五十年、天皇の即位五十年を記念して氏子総意により鐘が再建された。
境内は、約一丁六反(約一万六千平方米)で全域に風致林の指定を受けている。
また昭和四十九年、自然環境保全地域に指定されている。
「令和肆年(皇紀2682年)1月15日、記」