《雅羅・/・ 襍画〝新春の小豆〟❖ ’24-11 ❖》

伝統的な正月・お供え飾りを身近では見かけなくなった。
部屋の形も洋風になり和風の床の間も余り見ない。
だが画像のような飾りは、新年にふさわしい。
金槌で叩き砕くのだが、手拭いでくるみ叩いた。
この砕く作業は、子供の担当だった。
関東人は、お汁粉を頂く家が多いと思う。
我が家は、お汁粉の余りで羊羹を作った。
子供のおやつだった。
《 伝統的、おせち料理に続く餅料理 !!》
正月のお供え鏡餅をお汁粉やぜんざい、お雑煮等に入れ食べるのを「鏡開き」と言う。
一般的には、毎年1月11日に頂く料理。慣習というか、神事というか???
新年の恵みを与える神様「年神様」を家に迎えるのが“お正月”。
鏡餅は、古来より年神様に供える神聖な食べ物で、迎えた年神様の居場所でもある。
丸い形は歴代の天皇が継承する「三種の神器」の一つである青銅の円形の鏡に由来し、
縁起の良いもの。2段重ねるのは、福徳が重なり円満に暮らせる意味がある由。
鏡開きとは、年神様が家に滞在する「松の内」が明けてお見送りをした後、
鏡餅を下ろして食べる行事。元々は武家社会で行われていた。
鎧や兜の前に供えた餅を食べる「具足開き」が、一般の家庭にも広まった。
神様の力が宿った鏡餅を食べることで、一家の円満と健康を祈る。
それと、お正月に硬いものを食べて長寿を祝う「歯固め」の意味もあった由。
宮中行事の「歯固めの儀」は、大根や瓜、押鮎など硬い物を食し健康を祈った。
鏡開きは武家から始まった行事ゆえ、縁起悪い「切る」とか「割る」を嫌った。
そんなことから言葉・表現で、縁起の良い「開く」になったと伝わっている。
更には、包丁など刃物で切るのも嫌われ、手で割ったり、木槌で叩いたりした。
伝統的な鏡餅の場合、乾燥して硬くなり、木槌や金槌で叩いてもびくともしない。
一晩ほど水に浸して柔らかくした。昨今は、プラスチック型に餅を流し込んで作ったり、
真空パックで個包装されたのが多いのだが、扱いやすくなった。だが美的には??
年神様の「魂」が宿った鏡餅を食べることで、力を得られるのだから、パックは?
縁起的に汁粉で用いる小豆は、古くからその赤色が“魔除け”になると考えられて来た。
赤飯やぼた餅、お萩等、祝い事等に小豆を用いるのは、邪気払いや無病息災の意味もあるらしい。
 
甘党の僕には、お汁粉が何よりだ。田舎しることなる粒入りがいい。
 
「令和陸年(皇紀2684年)1月11日、記」

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