《 雅羅・/・襍録〝定点観測Ⅴ〟❖ ’24-115 》

春らしい里山緑地、中にキンランが咲き誇っていた。
(急いでいたので画像確認せず、ひどい。)
キンラン(金蘭) ラン科(Orchidaceae)
学名:Cephalanthera falcata (Thunb. ex Murray) Blume

ギンラン(銀蘭) ラン科(Orchidaceae)
学名:Cephalanthera erecta (Thunb. ex Murray) Blume


《  泉の森・各所で見れる〝4月花XXVII~XXVIII〟❖ ’24/04/21 ❖ 》
金蘭、銀蘭が、散策路のあちこちで見られるようになった。
泉の森内では、10年前に比べて明らかに広がり増えている。
遠くに見える花茎の種類を特定できない(急ぎ通り過ぎた)。
キンラン属の野草がここの緑地に幾種類存在してるか?
キンラン・ギンラン・ササバギンラン・ユウシュンラン・クゲヌマラン
これらの5種が自生していたら楽しい等と思いながら里山緑地を後にした。
電車のなかで携帯画像を見ていて思った。各地で自生種が減少している。
身近な環境に生育する植種であるため盗掘が後を絶たないと聞く。
ラン科植物の殆どは "ラン菌" と呼ばれる共生菌から栄養を得て生きる。
共生菌は、樹木の外生菌根菌で鉢栽培では上手く育たない。
腐食菌(落ち葉や枝を腐らせる菌)や菌根菌(生きた植物の根に共生する菌)、
ラン・菌根性樹木・菌根菌の三者共生関係で成り立つ。
人間は、我が儘身勝手。都合よく園芸的に創作してしまう!!
最近、ランの生産業者が、キンランの無菌培養苗を作ってしまった。
この "無菌培養キンラン" 山野草と同様に育てられると言われている。
キンランは、この仲間で唯一商業生産が為されている種らしい。
早春に他の植物に先駆けて,鮮やかな黄色の花を多数咲かせる。
典型的な里山の植物,庭ではなく森の精であってほしい。
日本の自生キンラン属の全てが身近な里山緑地で見たいものだ。
 
「令和陸年(皇紀2684年)4月24日、記」


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