《 雅羅・/・〝備忘録  24-47〟❖ ’24-308 ❖ 》

キクタニギク(菊渓菊)キク科(... キクタニギク(菊渓菊)キク科(Asteraceae) キク属
学名:Chrysanthemum seticuspe f. boreale
別名:アワコガネギク(粟黄金菊) 
※ 以上の画像は借り物 ※ キ... ※ 以上の画像は借り物 ※

キクタニギク(菊渓菊);日本固有種、多年草
岩手県以南の東北地方南部、関東・中部地方・近畿地方、九州北部に分布する。
山地の谷間のやや乾いた崖に生える。根茎を長く伸ばさない。
茎は叢生し、高さ1〜1.5mで、多く分枝する。
葉は有柄で、葉身は長さ5〜7cm、幅4〜6cm、やや薄く、羽状に深裂する。
裂片の先はとがり、基部は切形またはやや心形。
頭花は黄色で、やや散房状に多数つき、径1.5cm、花が終わると点頭する。
総苞は長さ4mm、総苞片は3〜4列で覆瓦状、外片は線形または狭長楕円形。
そう果は長さ1mm。
1990年代以降、法面緑化に使われたヨモギの種子に交じって侵入した外来種
キクタニギクが、分布域以外の地域でも発見されている。
国外では朝鮮半島・中国に分布する。
別名アワコガネギク(粟黄金菊)花期は10〜11月。(日本の野生植物)





《 キク科の野草は判らない花〝菊渓菊〟》
**  神奈川県植物誌  **... **  神奈川県植物誌  **
(3)キクタニギク
Chrysanthemum seticuspe (Maxim.) Hand.-Mazz.; C. boreale Makino; Dendranthema boreale (Makino)   Y.Ling ex Kitam.
別名アワコガネギク.本州,九州(北部);朝鮮,中国(東北部)に分布.
県内では林縁や肥沃な土手などに生えるが少ない.
最近緑化牧草に混じって生える国内帰化のものが報告されており,
韓国産の緑化牧草種子に由来するという
(植村 1998 近畿植物同好会会報 (73): 5-10).
学名上の母種は皇居に現存する稀少な園芸品種のカモメギクform. seticuspe で,
野生種のキクタニギクが form. boreale (Makino) H.Ohashi & Yonek. となる.
キクタニギクの学名は従来 C. boreale とされていたが,
カモメギクの基礎異名の Pyrethrum seticuspe Maxim.
が種ランクでは優先するため,表記学名が正名とされた.
*     *
キク科の野草は、沢山あって判別に苦労する。
それでも思いを馳せて楽しく散策したい。

「令和陸年(皇紀2684年)11月03日」
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