《 雅羅・/・〝備忘録  24-59〟❖ ’24-332 ❖ 》

アキノキリンソウ(秋の麒麟草)... アキノキリンソウ(秋の麒麟草)   キク科(Asteraceae)
学名:Solidago decurrens Lour. var. decurrens
synonym Solidago virgaurea subsp. asiatica
別名:アワダチソウ、サイバナ
アキノキリンソウ(秋の麒麟草)... アキノキリンソウ(秋の麒麟草) ;アキノキリンソウ属・多年草
北海道〜九州の日当たりのよい山野に生える。茎高30〜80cm。
根生葉は、ふつう花期には枯れる。
茎葉は長さ7〜9cmの卵状楕円形で、基部は細くなって葉柄の翼に 続く。
枝の上部に直径約1.3cmの黄色の頭花を多数つける。
中心に両性の筒状花、まわりに雌性の舌状花がある。
総苞片はほぼ4列に並ぶ。外片は短い。
そう果は円柱形。冠毛は長さ約3.5mm。花期は8〜11月。(野に咲く花)



《 懐かしい草本〝秋の麒麟草〟》
** 神奈川県植物誌 ** 5... ** 神奈川県植物誌 **
51.アキノキリンソウ属 Solidago L.
(勝山輝男,『神植誌 01』:大場達之,図:大場達之)
多年草.葉は互生.
頭花は茎の頂部に円錐花序,散房状花序などをなして集まりつく.
総苞は狭筒形,楕円形など.花は黄色.総苞片は多列.花床は蜂巣状.
舌状花は雌性で,周辺に 1 列,中心に両性の筒状花がある.
または雌性花は退化してすべて同形の筒状花からなる.
痩果は円柱形で 8~12 本の縦肋がある.
冠毛は多数で細く,1~2 列,やや不同長.
北アメリカを中心に約 120 種があり,ユーラシアに少数があり,
また北アメリカの 2~3 種が世界に広く帰化する.
県内には在来種が 1 種分布し,帰化種が 4 種ある.
(1a)アキノキリンソウ So... (1a)アキノキリンソウ
Solidago virgaurea L. subsp. asiatica (Nakai ex H.Hara) Kitam. ex H.Hara
茎は単立または数本叢生し高さ 30~80cm.
根生葉は花時には枯れている.茎中部の葉は披針形から卵状楕円形.
縁に鋸歯と毛があり,長さ 7~9cm.幅 1.5~5cm.
頭花は長さ 3~6mm の柄があって,径 12~14mm.
総苞は長さ 5~5.5mm.総苞片は外片ほど短かく,鋭頭.
舌状花は長さ 6.5~8mm.痩果は円柱形で,無毛.冠毛は長さ 3.5mm.
北海道,本州,四国,九州;朝鮮に分布.
乾いたススキ草原,明るい林縁,河原などに生える.ススキ群綱の標微種.

アキノキリンソウ属の学名「So... アキノキリンソウ属の学名「Solidago」(ソリダーゴ)は、
ラテン語で「傷をつなぎ合わせる」の意。
古来、薬用・食用として全草利用の万能ハーブとして用いられてきた。
仲間のセイタカアワダチソウは、身近でもよく見かけるが、
アキノキリンソウは、近間の里緑地でも観ていない。
一年の終わりを美しく彩り、和ませてくれた懐かしい花。
神武寺から鷹取山に向かう途中で楚々と咲いてるのを見かけた。
慣れないラテン語学名を調べたものだった。
ラテン語自体は、西欧の学問の世界では共通語だった(古い話だが)。
ラテン語文字をみると“自然保護”の根底を思い起こす。


「令和陸年(皇紀2684年)11月27日」


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