《 雅羅・/・〝備忘録  24-46〟❖ ’24-307 ❖ 》

リュウノウギク(竜脳菊)キク科... リュウノウギク(竜脳菊)キク科(Asteraceae) 
学名:Chrysanthemum makinoi Matsum. et Nakai 
リュウノウギク(竜脳菊);キク... リュウノウギク(竜脳菊);キク属・日本固有種、多年草
本州(福島県・新潟県以西)、四国、九州に自生分布。
神奈川県内では、全域に見られ山野の林縁に生える。
茎が細いため花の頃に立ち上がることは少なく、
崖から垂れ下がるように咲くことが多い。
葉は互生し、カエデ類の葉のように浅く3裂する。
表裏に毛があり表面は緑色、裏面は毛が密生し白っぽい。
花は秋の遅く、ノコンギクなどの終わりの頃に咲く。
蕾は、花が開くまでは目立たない。
茎の先端に1~3個の白い頭状花を咲かせる。
舌状花は丸みを帯び、園芸種の菊の花に近い。
花はかすかに青味を帯び、茎にも毛が密生している。
果実の成熟も遅く年を越しても頭状に種子を付けている。
種子に冠毛は無いので風散布にはならない。
茎、葉に竜脳のような香りの揮発油が含まれ、
葉を手でもむと良い香りがする。
キクほど臭いは強くない。

*     *
珍しい未見の竜脳菊が掲載されて... 珍しい未見の竜脳菊が掲載されていた。上記HPより転載させて頂いた。
URL: https://jousyuu2.sakura.ne.jp/tsutsuzakiryuunougiku.html
ツツザキリュウノウギク(仮称)... ツツザキリュウノウギク(仮称)
キク科キク属
Chrysanthemum makinoi (学名はリュウノウギク)
山地の岩場やガレ場などに稀に生... 山地の岩場やガレ場などに稀に生える高さ40~80cmの多年草。
葉は卵形~広卵形で3中裂、裏面は丁字状毛を密生し、灰白色。
頭花は直径3~5cm、 舌状花は白色だが、後に淡紅色を帯びる。
栃木のある岩場には基本種に混じって、筒咲きが多数生育していた。
文献に記載は無く、ツツザキリュウノウギク(筒咲き竜脳菊)や
シモツケリュウノウギク(下野竜脳菊)を提唱したい!

※ 以上、総ての画像は、借り物 ※


《 身近で確認できていない花〝竜脳菊〟》
**  神奈川県植物誌  **... **  神奈川県植物誌  **
2)リュウノウギク
Chrysanthemum makinoi Matsum. & Nakai; Dendranthema japonicum (Makino) Kitam.
多年草.舌状花は始め白色であるが,次第に紅色を帯びる.
本州,四国,九州に分布.
シイ・カシ帯~ブナ帯の乾いたススキ草原や岩場などに生える.
ヤグルマリュウノウギク
form. frondosum Honda in Bot. Mag. Tokyo, 44: 668(1930) の基準産地は箱根(1928 K.Hisauchi).
チョクザキリュウノウギク var. tuberosum Honda in Bot. Mag. Tokyo, 45:
139 (1931) の基準産地は横浜(1924 K.Hisauchi)

茎や葉の香りが竜脳樹から採る香料「竜脳」に似ていることからついた名。
キクは栽培菊が中国から伝来し、漢音をほぼそのまま通用したもの。
あるいは、香りが久しいことから久久(クク)としそれの変化ともされる。

竜脳菊、神奈川県内では広域でちらほら見かける普通種といわれているが、
自宅近くの里緑地では、未だ見つけていない(探し方が、悪い)。
又、”乾いた草原や岩場などに生える”とあるが、林縁部の湿った岩崖で見ている。
葉を揉んでみると、昔・昭和時代に使われた防虫剤(樟脳)に似ている。

「重陽の節供」
旧暦の9月9日は重陽の節供。陰陽道で陽の数(奇数)の重なる日。
往古から年中行事(節供)として祝ってきた。
1月(人日)、3月(上巳)、5月(端午)、7月(七夕)。
最大の数が重なる日を9月(重陽)の節供とした。
江戸時代には五節供として公式の祝日とされていた。
重陽の節供は、作物の豊作を感謝する秋の収穫祭、
別称「菊の節供」ともいわれる。
菊はその香気から不老長寿の薬草と考えられていた。
新暦の9月では菊には早いこと等で五節供としては廃れた。
インドでは、法華の秘術(長生きの術)は、菊花酒を指した。
日本でも平安時代には長寿を祈り宮中で観菊の宴が催された。
日本酒の名に菊の字が多いのは、シルクロード繋がりか。
花が美しいキク種はノジギクを始めとして西日本に多い。
東日本では、リュウノウギクが代表格と言われる。


「令和陸年(皇紀2684年)11月02日」
 
 
 
 
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