昨晩ある会合で知合いの社長にこの映画のことを勧められ、しかも今日が最終日だというので慌てて観に言って来ました。
職人とは・・・
仕事とは・・・
人生とは・・・
いろいろと問いを投げかけられた映画でした。
AIJ問題が表面化するのが遅すぎた。監督省庁は何をしていたのかと思うのは私だけ?
そして、今朝読んだ日経新聞のプロへの不信記事。
ずっと感じてるのが、日本人には一般的に言って株売買とかお金がお金をうむ錬金術のようなことは合っていないのでは?(もしかして、それは私だけ?) 歴史、DNAよりも戦後の教育に寄るしわ寄せ部分も大きいと思います。米国の金融業界のプロと比べると日本は赤子の手を捻るようなものではと思わざるを得ません。こんなことを言うと日本の業界の方々の怒りを買いそうですが。
会社は株主のものという誤った呪文に洗脳されている部分があるとこれも危険だと思います。大体、目先の利鞘を求めている投資家にとってはその会社の理念や将来など関係なく、1年以内、いや数カ月、数日での利益だけ。 大きな金額になると数時間の利鞘を求めているのでしょう。数年も株を保有してくれるような本当の意味の株主の意見に経営者は耳を傾ける必要はありますが、ハゲタカファンドとも称されるものには経営者は断じて対抗するべきでしょう。そこは数の理論ではなく、価値の理論。
同じく今日の日経新聞に俳優石田純一さんの数字リテラシー対談が出ていました。確かに数字に置き換えて世の中の動きなどを観察する習慣を身につけるのは大切だなと実感。
国の借金が世界最大の財政危機の日本。それなのに多くの日本人は実感がない平和ボケ。
戦後の経済成長や教育の在り方に決別して、新しい日本再生の大きなターニングポイントに日本はあると思います。原発やAIJ不祥事などこうした警鐘に心の傾け、数字でない価値の理解・判断能力度も試されているのが日本でしょう。
10年後、世界のお荷物になっているか、世界から尊敬される国になっているか?
待ったなしの土俵の一番。それが今の日本だと思わざるを得ません。
学生時代の偏頭痛が切欠になって、鍼灸、カイロプラクティク、オステオパシーなどを引越しの多かった独身時代、日本各地やアメリカでかかってきました。その経験から痛みを伴う施術や不自然な力を加えるものより、動植物全てがもつ治癒力を促すものがいいだろうと思うようになりました。そのためには身体バランス調整。
ロルフィングという施術については、下記の本から名前だけは知っていました。
そんな時、少林寺拳法の門下生が膝の治療にかかっているのがどうもロルフィングみたいだとわかり、紹介してもらい、体験してきました。
筋膜に圧を加えることでの調整がメイン。あとは斜めになった立ち台で足首の柔軟性を戻す圧治療。 ある程度、昔からある指圧に近いのか?いやただその治療ポイントが最近の医学に基づいているのかもしれません。
身体調整に骨盤内にある身体の重心(丹田)に注目しているのはとても興味深いところです。最近、日本でも広まりつつあるみたいですね。
ひどいだろうとは塑像していましたが、ここまでとは!
「10年春に学校を卒業した人のうち、就職できなかったり、就職から3年以内に退職する人の割合が、大学・専門学校生で52%、高卒で68%(いずれも中退者を含む)に上る」そうです。
10年春新卒者、半数以上就職できずまたは早期離職
有識者を招いて検討?!無策で行動力のない日本の政治。しかし、責任重いのは政府でなく、企業側でしょう。 しかし、制度の名前を変えただけれは駄目だ? 小学生でもいえるコメントを一国の宰相がその程度?具体的にこうするべきという展望、理念など言えるような見識は持ち合わせないのでしょうか?
このブログでも何度と書きましたが、「新卒採用」みたいな枠は無くす。
しかも、卒業前、専門課程就学前に就活と名のつく意味のない時間を何故学生に強いいるのでしょうか? 専門課程の勉強もしていない学生に何を期待するのか?
いや、学生も本当に自分がどんな仕事に就きたいかまだ分からないうちに回りに流されて、就活。こんな結果になるのは目に見えていたはず。 ですが、半数以上になるとはさすがに予想以上の深刻さです。
まずは前途ある若者、学生諸君が、そんな馬鹿な基準で青田刈りする企業など相手にしなければいい。 いっそのこと日本中の大学生が結束して、政府・企業に反攻してもいいのでは?
インターンシップ制度をもっと広げる。それも大学3年生から学校側も単位として認める。 企業は、内容によっては時給を支払う受入制度を設ける。
新卒でないと駄目という基準を出すバカな経営者、人事部がいる会社はボイコットする。
就職活動の時期は、個人レベル。上記インターンシップ制度にも連動させる。
4月と9月就職の年2回のスタート時期を設ける。
ここまで日本が病んでいるとは・・・・酷すぎるます。
あまりの情けなさと日本の若者の大変な現状を知るにつけ、思わず熱くなりました。
日本のTV番組で年金問題解消の一手として、政府は企業に定年退職を規定というかガイドラインの変更を下記の3つのどれかを選択することで指導していると知りました。現実的には机上の空論と思います。
1)定年退職年齢を60歳から65歳に引き上げる
2)60歳一旦退職、再雇用契約する。契約は1年更新
3)定年をなくす
まず3)は理想ですが、目先の10年の対策としては現実的ではないと思います。年功序列制の給与体系であった会社。60歳定年後の給与体系を新基準スタートできるなら道はあります。でもそれって2)に近くなるでしょう。年俸制、実力主義制でないと難しい?しかし、そうした給与体系は、文化背景もあって日本に根付くかは大きな疑問。あと職種、内容によって実力主義査定できない部署もあります。
2)個人的はここ10年の緊急対策として自分が経営者だと選ぶ選択肢。しかし、再雇用条件内容は案外厳しいかも。大企業のように関連会社の受け皿があればいいかもしれませんが、そうした天下り雇用は限界というか好転材料にはならない。
1)できる企業は多いにするべきでしょう。しかし、若者雇用にブレーキがかかる恐れもあります。
結局は、4)自分で再雇用口を探す。独立して何かをはじめる。そのためには定年まで待たずに行動起こす。案外、アジア諸国や独立して何かはじめている若者とのコラボも新しいビジネスの在り方として50代以降の生き方かもしれません。
滅私奉公で会社人間的な人生を30年近く過ごしていると、感覚的にも考えられないオプションかもしれません。しかし、20、30、40、50代と就職、転職、独立を経験した私から言わせてもらえれば、年齢関係なく、変わるときは怖いものです。
最後は損得でなく、自分の人生を謳歌するためにはどちらが良いか「直感」に近い自分の心に従うのが正解かもしれないと思います。
Tandy、Dell時代とOEMプロジェクトで京セラさんとは随分深いお付き合いをさせていただきました。会社を越えて、人同士の付き合いを感じることのできるビジネス経験でした。その稲盛さんとは双方の時代に何度か商談でご一緒させていただいたことがありますが、Dellの初期時代、マイケルと夕食でご一緒させていただき、いろいろ仕事についてお話を伺ったりと駆け出しの頃、とても良い経験をさせていただきました。
そんな稲盛さんが松風工業に勤務の頃を、五木寛之氏との対談「何のために生きるのか」回想されています。昨晩読み返していて、フッと目に留まりました。 詳細は割愛しますが、稲盛氏が開発したセラミックのTV部品を松下電器がフィリップスより購買するのでなく、全て松風工業に発注。しかし、その頃、労使交渉の激しいかった日本では松風工業もご多分にもれず、全面ストに入ったことがあるそうです。
TV幕開け時代。毎日部品を届けてやっと間に合うほどの注文。それが止まると松下に迷惑をかけるということで、100名近い部下を説得し、寝泊まりして生産。工場の表門などはストで閉じられており、塀越しに毎日生産部品を渡して事無きを得たことがあるそうです。
乗り切ったあと会社からは礼を言われた。しかし、稲盛さんは会社のためにやったのではない、自分が研究開発した仕事がなくなると困るからやった。
ここですね。サラリーマンとビジネスマンの違い。ちなみに壁の向こうで完成した製品を受け取って松下に届けていたのが、今の奥さんだそうです。
滅私奉公とか会社の看板のためでなく、自分のため、自分の信念に基づいて仕事に向かい合っているかどうか?その部分がしっかりとしていないと、逆に上手くいかないときには、会社・組織のせいにしてしまいます。
戦後日本が発展したのは、会社のためではなく、みんな好きなことに一生懸命没頭していたのではないでしょうか? 今はどうなのでしょうか? そんな会社や仕事がなければ、若い人達は自分たちで立ち上げる。そんな新陳代謝を歓迎し、応援し、見守るくらいの懐の深さが社会にも会社にも欲しいですね。
(1)としたのは、なんとなく読み返す中でシリーズ化して書き留めることが出そうな気がしたので・・・そうしてみました。
1年前のTV取材などのコメントを分析すると一番多くあった言葉が「頑張る」。英語で言うと"Do one's best."
震災の当事者の人々が発する言葉ならまだしも、第三者が簡単に元気づけるために言える言葉ではないように思います。 Do my bestでなく、Do your bestになってしまう。
辛抱する日本の国民性を現す言葉なのかもしれません。元気づけるというか第三者がかける言葉で、英語では"Take it easy!"があります。逆にそんなに追い詰めて頑張らないで、良いことはあるからのニュアンスでしょうか?
1年後の取材のコメント分析すると目立つ言葉が「寂しい」だそうです。
第三者の我々が我々なりに頑張ることは「風化」させないこと。「忘れない」ことではないかと思います。10日は東京大空襲がありました。アメリカ人の友人が自分のFacebookにそのことを挙げていたのには驚きました。
そして、一番危機感を感じるのは、福島原発の回りの修復の遅さというかニュースに挙がらないこと。またいつ大地震が起きておかしくない。そのために湾岸マンションは耐震から免震構造建築に・・そんなお気楽なことをマスコミは報道している場合ではないでしょう。いつ、どうやって福島原発の回りに防波堤始め、次の地震・津波対策を完了するのか?1年経過してまだそれが見えないのはどうでしょうか? 大変な危機感を感じます。
原爆、原発と被爆国の日本が、自然の摂理にしたがって、目先のMaterial Richでない自然との調和を目ざず脱原発をする時期でしょう。そのための天の啓示と考えるべきではないでしょうか?
ゴーギャン展に行って来ました。ちょっと日本美術館との違い。
入場料が一人$23。一方、Couple年会費を支払うと$80で1年間、シアトル美術館(通称SAM)以外のシアトル市内2つの美術館含めて展示会に行けます。つまり、2人で2つ以上の展示会にいけば十分元は取れます。
しかも、Couple登録には、名前の一方をGUESTにしておけば、登録した人と一緒であれば、誰でも連れて入れる。家の場合、子供が二人いて、彼らが行きたい展示会だった場合には彼らを連れていけるので、夫婦二人の名前で登録せずに一人はGUEST登録にしました。
そして、年間会員になると税金控除対象になるとのこと。あと会場で貸出してくれる案内音声ガイド機器は無料。日本の多くは有料ですね。
こうした芸術に触れる機会とその対価は日本に比べるとずっと身近に感じます。日本も儲け主義でなく、こうした部分は幼い頃から本物に触れる機会を与えれる。また大人になっても気楽に触れれるように年間会員制含めていろいろな試みができるのではと感じた次第です。
ところで、窓口の女性が、では貴方の名前で?という質問に、子供が来るとしたら私よりカミさんと来る可能性のほうが大なので、「いや、私ではなくWifeの名前で登録お願いします。カミさんの云うことを聞いたほうが良い。」と半分ジョーク交じりでいったつもりなのに、案外間に受けて「そうね。彼女はタフならば、云うことを聞いたほうが無難ね。」・・・おいおい側に居て聞こえるじゃないか!と思い、「いやあ、彼女はSWEETだから、大丈夫。」と思わずフォロー。(冷汗!)
さて作品は・・・タヒチ時代の作品が少なくて、ちょっと期待はずれ。
ゴーギャンは、最初の10年間、株市場がクラッシュするまでは株取引のブローカーとして若き頃は働いていて、その時代にいろいろ絵の収集をしていた。そして、ブローカーを辞めてから絵の道に入ったと初めて知りました。
作品鑑賞には、作者の人生含めたプロフィールを予め勉強しておくと、理解も深まりますね。
カミさんが1ヶ月の日本里帰りから帰ってきました。
昨晩電話がなかったら帰国日を一日間違えていて、空港に迎えに行きそびれるところで危うくセーフ。
掃除、洗濯と主夫をしていましたが、大学生の子供二人とも手がかからず手伝ってくれていたので、楽勝?!
しかし、これから美味しいものがまた食べれるのがなんたって一番です。
義理の「義」という字は、羊に我と書くよね。あれは、どういうことかというと・・・。「羊の生き方に我も見習う」羊っていうのは、自分の家族や仲間を守ろうとするんだ。そんな生き方に、自分も見習うんだっていうことなの。
『斎藤一人15歳からの成功哲学』(ビジネス社)
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