絞り模様の「オシロイバナ」を探していますと、同じ植え込みに【ニラ(韮)】の白色の小さな花を見つけました。 ユリ科ネギ属の多年草です。
葉の間から30センチ程度の花茎をのばし、先端に散形花序の形で花径5~6ミリの小さな花を多数咲かせます。
野菜栽培用の【ニラ】は土壌もいいのか、20~40個の花を咲かせますが、野生化した【ニラ】のようで、花数は少なめでした。
本来の花弁は3枚で、<苞>が3枚あり、一見6枚の花弁で咲いているように見える花です。
雄しべは6本、花の中心には3室の子房あり、黒い種子が実ります。
独特の匂いを持ち、原因物質は硫化アリル(アリシン)などの硫黄化合物ですが、夏バテ防止に役立つ栄養分が茎・葉と共に含まれている緑黄色野菜です。
「ニラ」と名の付く植物として、「ハタケニラ」(ステゴビル属) や 「ハナニラ(イエイオン)」(ハナニラ属) があり、それぞれユリ科ですが別属の植物たちです。
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