葉のない細い竹がそのまま伸びたような茎姿が、特徴的な【トクサ(木賊)】です。
トクサ科トクサ属に分類され、常緑シダ植物です。
北半球の温帯地域に15種が分布し、日本には9種が確認されています。
表皮細胞の中に<ケイ酸>が蓄積して硬化、砥石のように草でモノを砥ぐことが出来るところからの和名で、「砥草」とも表記されています。
間隔をおいて節があり、ギザイギザのはかま状のモノがあり、これが「葉」に当たります。
茎の先端に同じトクサ科の「ツクシ(=スギナ)」の頭部とよく似た胞子嚢をつけ、シダ植物としてここに胞子を蓄えています。
茎は似て乾燥させますと紙やすりの代用として研磨に使えますし、また干した茎は「木賊(もくぞ)」と呼ばれる生薬です。
一般的な葉もなく花もないシダ植物ですが、密集して林立していますと、茎姿だけで「和風」を感じさせてくれる不思議な存在感があります。
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Posted at 2012-10-27 01:44
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Posted at 2012-10-28 03:14
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Posted at 2012-10-27 03:08
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Posted at 2012-10-28 03:15
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