ファルコン植物記(1001)緑色の葉<ピットスポラム>
Dec
12
トベラ科トベラ属の樹高2~5メートルになる常緑樹で、属名はギリシア語の「べたべたしたタネ」に由来しています。
花は黒紫色の5弁花を咲かせ、熟すと黄褐色の殻の中に2個の黒い種子を作り、殻の内部は朱色で鮮やかな実の姿を見せてくれます。
小鳥が実をついばみますと、 「トベラ属」 特有の粘着状液で嘴や羽に付着し、遠くに運ばれ分布を広げます。
ニュージーランド北東部にあるタウランガあたりが原産地で、葉の色艶など種類も多く、葉の色合いから「タスマンラッフルズ」か「フェイスタ」だと見ているのですが、品種名までは同定できません。