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- ファルコン昆虫記(727)【フタトガリコヤガ】の幼虫の成長過程
チョウ目(鱗翅目)ヤガ科アオイガ亜科に分類されている【フタトガリコヤガ】の終齢幼虫(写真下段)は、体長40ミリばかりで、黄・緑・黒のコントラストが強い派手な配色模様をしており、お尻に赤色斑があります。
今回、写真中段の終齢幼虫手前の幼虫と、前回写せませんでした「終齢幼虫」のお尻にある赤色斑の<肛紅板>が写せましたので、成長過程として並べてみました。
チョウ目の幼虫は胸部に3対の胸脚と、腹部の第3節~第6節に4対の腹脚、第10節に1対の尾脚を持つのが一般的ですが、この【フタトガリコヤガ】の幼虫は、第3節・第4節の腹脚がありません。
「シャクトリムシ」 では、第3節~第5節の腹脚が退化していて、尾脚と第6節の腹脚だけになっていますが、本種は普通の「毛虫・イモムシ」と「シャクトリムシ」の中間的な存在で、脚の構造上「シャクトリムシ」と似た歩行をします。
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