体長10ミリ弱の小さな体形の【チャバネカゲロウ】は、アミカゲロウ目(脈翅目)ヒメカゲロウ科に分類され、茶褐色の半透明の翅を持ち、腹部が透き通って見えています。 幼虫は肉食性で、主に「アブラムシ」などを餌とする益虫です。 特に同じアメカゲロウ目の「ウスバカゲロウ」の幼虫は砂地にすり鉢状の巣を作り、「蟻」や他の小型の虫を捕食するために「アリジゴク」の別名で有名です。 成虫は4月~10月頃を活動期として種々の草木に発生、一般的には夜間性です。 英名では「Lacewings」と呼ばれるように、綺麗なレースのような薄い翅が特徴的です。