ファルコン植物記(1788)藤紫色の<バラ>(92)【しのぶれど】
Dec
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<平兼盛>といえば、「天徳内裏歌合」における<壬生忠見>の詠んだ「恋すてふ 我が名はまだき 立にけり 人知れずこそ 思ひそめしか」に対して、「忍ぶれど 色に出でにけり わが恋は ものや思ふと 人の問うまで」と詠み、勝者となりました。
<兼盛>の思いを反映してか、2006年<京成バラ園芸>にて作出されたのが、フロリバンダ系で四季咲き性、丸弁カップ咲きの淡い藤紫色の<バラ>が、【しのぶれど】です。
情熱的で燃え盛る恋心を表す赤色ではなく、上品な色合いの花弁は、心に秘めた思いを、それとなく感じさせてくれます。