「日本酒の自然誌 Where culture meets nature~日本文化を育んだ自然~」
Jan
12
「兵庫県立人と自然の博物館」や「伊丹市立昆虫館」をはじめ全国8館が協力して主催する同展では、日本最古の酒蔵として知られる旧岡田家住宅・酒蔵( 国指定重要文化財)、旧石橋家住宅(県指 定文化財)、新町家からなり、同所に伊丹市立美術館、工芸センター、(財)柿衞文庫を加えた文化ゾーンは「みやのまえ文化の郷」という愛称で親しまれています。
三田市にある「兵庫県立 人と自然の博物館」が主催する同展では、国内はもとより国外からも関心が高い「日本酒」をピックアップ。旧岡田家住宅・酒蔵と旧石橋家住宅を舞台に、日本の気候や風土、様々な生きものの恵みと先人の知恵、努力によってもたらされてきた“日本酒づくりの文化”を自然科学の目線から紐解いていきます。
酒蔵と伝統的家屋のもつ建築空間としての魅力を活かし、酒造りに欠かせない米と水と発酵について、イネの仲間(イネ科植物)の生物進化や米作りに必要な水循環や生態系、酒造りに適した地下水を育んだ北摂地域の地形・地質特性、発酵の生物学的プロセスに着目したパネルや生物標本、模型を交えて紹介されます。