<マリリン・モンロー>
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これは1962年、<モンロー>死去(8月5日)の6週間前にファッション誌『VOGUE』の撮り下ろし企画として写真家<バート・スターン>が撮影した写真です。「<マリリン・モンロー> 最後のポーズ」として伝説となったフォトセッションの一場面だといわれています。
撮影された場所は、モンローが10年以上もの長きに渡り滞在していたロサンゼルスのホテル・ベルエアのスイート・ルームです。<ジョー・ディマジオ>や<アーサー・ミラー>と結婚していた時期も、その10年に含まれる。いわばきわめてプライベートな空間で撮影されたことになります。撮影は3日間2500カットにおよぶ大規模なもので、後に<モンロー>最後の写真集『The Last Sitting』にまとめられています。
私はガシャというシャッター音が好きなキャノン派ですが、ニコンといえば、クリント・イーストウッドとメルル・ストリープの映画『マディソン郡の橋』をおもいだします。亡くなった母の遺品整理をする兄のマイケルと妹のキャロリンですが、手紙や日記を入れた缶の中に1台のニコンのカメラが納められている場面が印象に残っています。海外では「ニコン」ではなく「ナイコン」というのをこの映画で知りました。