本日は「記念切手の日」
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世界最初の記念切手は、ペルーが1871(明治4)年4月に発行した切手です。この切手は、南アメリカ大陸最初の鉄道であるリマ~カヤオ間の鉄道開通20周年とチョリヨスまでの鉄道延伸を記念して発行されたものです。それ以外に以下の2種類の切手が最初の記念切手と主張されることもありますが、発行枚数の制限なく大量に使われていたことから一般的には普通切手とみなされています。
※アメリカ合衆国が1866(慶応2)年に発行した、エイブラハム・リンカーン大統領(前年に暗殺された)の15セント切手
※イギリスがヴィクトリア女王即位50周年を機に1887(明治20)年に発行した新普通切手、ジュビリー・シリーズ
日本での最初の記念切手は、1894(明治27)年3月9日に発行された「明治天皇銀婚記念」(菊の紋章に雌雄の鶴2羽が描かれたデザインで2銭と5銭の2種)です。この切手には英文でも記念銘が加えられていたほか、「紀念郵便切手」と書かれている。これは「記念」には「かたみ」の意味があり、これを避けたためだといわれている。そのため日本の初期の記念切手には「紀念」と書かれていましたが大正から昭和にかけて文部省(当時)で「記念」の語を使うようになったためこれに倣い、現在と同じ「記念切手」という表記が使われるようになっています。
この「明治天皇銀婚記念」の発行された3月9日を、「記念切手の日」として制定されています。