高さ約330メートルの超高層ビル@森ビル
Aug
22
8月5日に着工した「虎ノ門・麻布台プロジェクト」では、オフィスや商業施設を中心とした330メートルのメインタワーに加えて、住宅やホテルなどが入る東棟、西棟、低層棟のほか、広大な広場などを整備します。事業費は約5800億円。
開発計画区域は約8.1ヘクタール(8万1000平方メートル)にも上る。延べ床面積は約86万400平方メートル。就業者数約2万人、居住者数約3500人、年間来街者数2500万~3000万人を見込み、「スケールとインパクトは六本木ヒルズに匹敵」(同社)するといいます。
今回のプロジェクトでは、緑化にも注力している。緑化面積は約2.4ヘクタール(2万4000平方メートル)。高低差のある地形を生かして、低層棟の屋上を含む敷地全体を緑で覆うように計画されています。
整備予定の施設も多様です。医療施設、スパ、フィットネスクラブ、フードマーケット、レストラン、広場、菜園などを整備し、メンバーシッププログラムで連携させる構想があります。また、生徒数約700人のインターナショナルスクール、ミュージアムやギャラリーといった文化施設も新設されます。
三菱地所が東京駅前の常盤橋地区で進めている大規模開発事業もすでに着工しています。高さ390メートルの超高層ビルは2023年着工予定ですが、隣接する212メートルのビルの建設は始まっており、2027年の全体開業に向けて段階的に整備が進んでいます。