4Kデジタルリマスター版『タッカー』公開
Nov
23
1940年代アメリカの巨大な自動車業界に、たった1人で挑んだ実在の起業家<プレストン・トマス・タッカー>を主人公とした本作。彼は流線形の躯体にリア駆動、当時はまだ珍しいシートベルトの装備など、先進的な車として発売前から一躍注目を集めた「タッカー・トーピード」=通称「タッカー'48」の生みの親として知られています。
映画では業界を牛耳るビッグスリーや財政界からの中傷・妨害を受けながらも、自らの理想とする新しい自動車を作ろうとしたタッカーの姿が描かれています。
生産台数わずか51台に終わった「タッカー'48」ですが、約40年後の撮影時にも47台が現存しており、オーナーズクラブの協力で劇中にはコレクションの大半が登場。<コッポラ>自身もオーナーの1人でした。
<ジェフ・ブリッジス>が主演を務めたほか、キャストには<ジョアン・アレン>、<マコ>、<マーティン・ランドー>、<クリスチャン・スレイター>、<フレデリック・フォレスト>が名を連ねています。製作総指揮は<ジョージ・ルーカス>が担当。『地獄の黙示録』・『ワン・フロム・ザ・ハート』でも<コッポラ>と組んだ<ヴィットリオ・ストラーロ>が撮影監督を務めています。
31年ぶりのリバイバル上映となる『タッカー』。4Kデジタルリマスター版は<コッポラ>自ら監修したもので、興行は2KダウンコンバートされたDCP素材での上映となります。