<葛飾北斎>「富士見西行図」(画像:池坊公式サイト)
江戸後期の浮世絵師<葛飾北斎>(1760年10月31日~1849年5月10日)が晩年に描いた肉筆画「富士見西行図」と「藻魚図」が確認され、京都市中京区の池坊会館で開かれたシンポジウム『池坊☓北斎シンポジウム 2019 in KYOTO』で2日、国内で初めて公開されています。
「富士見西行図」(1848年)は数年前に米国で見つかっています。富士山は描かれていませんが、歌人<西行>が眺める方角や、遠景の橋から存在を暗示させる構図になっています。最晩年に達した境地を思わせる作品だといいます。
メバルを描いた「藻魚図」(1847年)は、表装に江戸料理の老舗「八百善」の献立表が用いられています。
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