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- 「ブレークスルー賞」@「ブラックホール」の姿の撮影
米IT企業経営者らが優れた科学研究をたたえる「ブレークスルー賞」の授賞式が3日、カリフォルニア州で開かれ、2019年4月10日、「ブラックホール」の姿の撮影に初めて成功 した国際研究チームの国際共同プロジェクト「イベント・ホライズン・テレスコープ(EHT)」347人が共同受賞しています。賞金は300万ドル(約3億2000万円)。
周囲の星々をのみ込む巨大天体である「ブラックホール」は宇宙全体に散在していますが、光でさえも逃げられない重力場によってその姿は隠されています。(EHT)が撮影したのは地球から5500万光年離れた銀河「M87」にある超大質量「ブラックホール」で、中心が暗く、周囲に炎のようなオレンジ色をした白熱のプラズマが輪のように広がっている様子が撮影されました。
画像は2017年4月、米国のハワイ州とアリゾナ州、スペイン、メキシコ、チリ、南極にある8基の電波望遠鏡が数日間にわたり収集したデータを基に作成されています。(EHT)はこれらの望遠鏡を組み合わせることで、地球の直径にほぼ相当する約1万2000キロにわたる仮想天文台をつくり上げました。
チームには、日本からも国立天文台や東北大、広島大の研究者が参加。同賞は米フェイスブックの<ザッカーバーグ>最高経営責任者(CEO)らが創設し、「科学界のアカデミー賞」として知られています。
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