超高速で移動している恒星@米カーネギーメロン大などの国際研究チーム
Nov
14
銀河系の中心にある巨大ブラックホールに、互いに回り合う連星が接近した際、片方の恒星が猛烈な重力の影響ではじき出されたと考えられ、約1億年後には銀河系の外へ飛び出すといいます。
この恒星「S5ーHVS1」はオーストラリアにある口径3.9メートルのアングロ・オーストラリアン望遠鏡で発見されました。
銀河系を高速で移動する恒星はこれまでも見つかっていますが、つる座の方向、2万9000光年先と近かったため、欧州の天文衛星ガイアなども使って詳細に観測。その結果、約500万年前に銀河系の中心付近からはじき出されたとみられることが分かっています。