インド月探査機「チャンドラヤーン2号」の残骸発見@米航空宇宙局
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「チャンドラヤーン2号」は、7月22日に打ち上げられ、旧ソ連、米国、中国に続き4カ国目の月面到達を目指しましたが、米時間9月6日(日本時間同7日)、予定された着陸の直前に交信が途絶えました。(NASA)が同月、墜落したとみられる地域の画像を公開したところ、残骸特定につながる情報が寄せられ、10月と11月に改めて撮影した画像を詳細に分析しています。
着陸が予定されていたのは、月の南極から約600キロ離れたなだらかな高地。(NASA)が公開した画像では、墜落した着陸機の残骸や、残骸の衝突で表土が削られた痕が、数キロにわたり広がっています。
月の南極地域への着陸が成功すれば世界初で、インド宇宙研究機構(ISRO)は打ち上げ時、「地形学的研究や鉱物学的分析の深化に寄与する」と期待していました。(NASA)は今回の画像公開に当たり「失敗したとはいえ、月面にこれだけ接近したのは驚くべき成果だ」と業績をたたえています。