白いイチゴ「ミルキーベリー」@栃木県
Dec
23
栃木県は、いちご研究所が開発し、品種登録を出願していた白いイチゴの新品種「栃木iW1号」の名前を「ミルキーベリー」としています。ミルクのような白さや、まろやかな食感と甘さを表現しています。
県はイチゴ収穫量が51年連続日本一。「いちご王国」の新たなラインアップに加えようと2012年から白いイチゴの開発に着手し、苗の選抜を繰り返すなど試行錯誤を続け、2018年に品種登録出願にこぎ着けました。
白、桃、黄など赤色でないイチゴは民間が計10種ほど開発していますが、「ミルキーベリー」は県産イチゴ「とちおとめ」より大きさ、収量が上回り、糖度も赤いイチゴと比べて遜色がないとか。
「ミルキーベリー」は12月下旬ごろから、県内の農産物直売所や観光いちご園で販売されます。今後、苗の生産を拡大し、輸送への耐久性などを確認してから県内外のスーパーなどに展開されるようです。
名称は2018年1月末から3週間程度公募し、3155点の応募がありました。「ゆきおとめ」「ホワイトプリンセス」といった候補もありましたが、贈答用として人気の高い県産イチゴ「スカイベリー」とのセット販売も想定しており、名前の相性の良さも加味されました。県は「紅白のイチゴを合わせて、めでたい贈り物として売り出していきたい」とのことです。