『カゾクデッサン』@<今井文寛>監督
Dec
29
本作の主人公は元ヤクザの「水元剛太」。今は恋人の「美里」のバーで働いている彼のもとに、ある日、元妻の息子「光貴」が現れます。「母が交通事故に遭って意識が戻らないんです」と告げられた「剛太」は十数年ぶりに再会した元妻に声を掛けるが、彼女の意識は戻りません。
「剛太」のことを快く思っていない「光貴」の父は「二度と会うな」と息子に言い聞かせます。翌日、「光貴」は父とささいなことから喧嘩に。そのことが引き金となり、「光貴」は自分の出生の秘密を知ってしまいます。そして動揺した彼は、ふとしたきっかけから友人を殴り、暴力の魅力に取りつかれていきます。
<大石圭>原作の 『殺人鬼を飼う女』 (2018年・監督:中田秀夫)の「但馬冬樹」役の<水橋研二>(44)が「剛太」役、『火口のふたり』 (2019年・監督:荒井晴彦)の<瀧内公美>(30)が「美里」役で出演。『ミスミソウ』 (2018年・監督内藤瑛亮)の「真宮裕明」役の<大友一生>(17)が「光貴」を演じ、<大西信満>、<中村映里子>もキャストに名を連ねています。本作が初長編となる<今井文寛>(47)が監督、脚本、プロデュースを担当しています。