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- 今年の読書(3)『誰も必要としていないかもしれない』諏訪敦彦(フィルムアート社)
映画監督<諏訪敦彦>(59)の『誰も必要としていないかもしれない、映画の可能性のためにー制作・教育・批評』が、1月24日公開される<モトーラ世理奈>を主演に迎えた最新作 『風の電話』 公開に先立ち、(フィルムアート社)より1月16日に発売されています。
本書は6章から構成されており、、自身の歩みを振り返る書き下ろし随筆、<北野武>やポルトガルの映画監督<ペドロ・コスタ>の作品を扱った映画評論、<西島秀俊>と<三浦友和>が<諏訪敦彦>とその作品を語る録り下ろしインタビューなどが収録されています。
また、かつて教鞭を執った東京造形大学(学長を2008年から2013年まで務め)での入学式や卒業式における式辞、『H Story』(2001年) ・ 『ライオンは今夜死ぬ』 (2017年)などのシノプシス、企画書といった貴重な資料も収められており。<諏訪>ファンならずとも映画ファンとして貴重な資料となる一冊だと思います。
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