新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、神戸港でもクルーズ船の寄港キャンセルが相次いでいるようです。2~4月に入港予定だった15回が中止になっています。神戸市はクルーズ船の誘致に力を入れてきましたが、観光産業への悪影響が懸念されている状況です。
神戸市によりますと、神戸港では2月に予定されていた7回のうち、5回が取り消されましたた。すでに3月に4回、4月に6回がキャンセル。5月は9回、6月は7回が計画中ですが、今のところ中止にはなってはいません。
4月9日(木)には「海の女王」とも称されるキュナード・ライン社(英国)のヴィスタ級のクルーズ客船3代目「クイーン・エリザベス」(9901トン)が、神戸開港150年を迎えた2017年3月に「クイーン・エリザベス」史上初の日本発着クルーズが神戸で実施されてから3年ぶりになる寄港予定でしたが、運行会社が2月20日取りやめを発表しています。入港に合わせて計画されていた見学会やイベントも中止となっています。
国土交通省によりますと、2019年に外国船会社が運航するクルーズ船の日本寄港は1932回で、前年より1%増加。港湾別では那覇港が251回とトップで、神戸港は全国9位の63回でした。
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