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- 開園20周年「モネの庭 マルモッタン」@高知県北川村野友甲
今年開園20周年を迎えた「モネの庭 マルモッタン」(高知県北川村野友甲)がリニューアルしています。印象派の画家、<クロード・モネ>(1840年11月14日~1926年12月5日)に影響を与えた北イタリアの町がテーマの「ボルディゲラの庭」を新設。<モネ>が現地で描いた作品の風景を再現し、地中海性気候の植物などを全体に配して洋風の小屋を建てています。
<モネ>は43歳の時、北イタリアの地中海沿岸にスケッチ旅行をしています。特に自然豊かな町・ボルディゲラの風景を気に入り、30点以上の作品を描きました。以降、絵の色づかいが豊かになるなど作風に変化が見られ、<モネ>の後期の画家人生に影響を与えたとされています。
同園は20周年の節目に合わせ、草木が生い茂っていた「光の庭」の刷新を計画しました。<モネ>がボルディゲラで描いた作品の風景に基づいて改修し、名前を「ボルディゲラの庭」に改めています。
最大の特徴は地中海に似せた開放的な自然の景色だ。地中海沿岸の植物を一帯に植え、8種のヤシや樹齢100~300年のオリーブ、レモン、ユズなどの樹木が見られます。瀬戸内海から取れた大小さまざまな白い花こう岩(約1トン)を庭全体に置いて高低差を付けています。中央の池の周りを歩くと、草木の近くを飛ぶ野生のトンボやチョウの姿が見られるとか。
丘の上のオレンジ色の屋根の建物は「リヴィエラの小屋」と名付け、<モネ>の作品「ボルディゲラの小さな農園」(1884年)に描かれた小屋を再現しています。
今後は園内のユズ畑で取れた果実を収穫し、来園者が絞って飲む体験イベントも計画されています。小屋から見た太平洋の眺めは<モネ>の「ボルディゲラ」(1884年)に似せて植栽され、作品の地中海の光景を連想させます。
ボルディゲラの庭は4月下旬にオープン予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で休園していたため、園が再開した5月16日に披露目されています。
同園の開園時間は、午前9時~午後5時まで。入園料金は、大人730円、小中学生310円となっています。
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