米作家・ジャーナリストの<ピート・ハミル>(1935年6月24日~2020年8月5日)さんが5日、ニューヨーク市内のニューヨーク長老派ブルックリンメソジスト病院で死去しています。85歳でしたた。1日に転倒して骨折、入院中でした。腎臓疾患などが死因のようです。
1968年、処女作『Killing for Christ』を発表し、小説家デビュー。<ハミル>作品の評価は、乾いた簡素な文体の中にも、名もなき人々の生活心情をすくい上げようとする彼独自のやさしさにあふれた眼差しが身上であると言われています。
<山田洋次>監督の<高倉健>・<倍賞千恵子>出演の名作『幸福の黄色いハンカチ』(1977年)の原作者 (1971年にニューヨーク・ポスト紙に掲載されたコラム『Going Home』) としても知られ、日本でもファンが多い作家だと思います。短編集『ニューヨーク・スケッチブック』(1980年) ・ 『ニューヨーク物語』(1982年) ・ 『マンハッタンを歩く』(2007年)など多数の長編小説、短編小説を執筆しています。
1981年にデビュー作となる『ライカでグッドバイ』を発表した<青木冨貴子>さんと1987年に結婚しています。ニューヨークの地元紙などで記者やコラムニストとしても活躍しました。ニューヨークを舞台にした作品を多く残しています。
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