船原古墳近くの土坑で出土した、玉虫装飾の馬具「杏葉」(左)。右は復元模型(画像:福岡県古賀市)
福岡県古賀市は13日、同市の国史跡・船原古墳(6世紀末~7世紀初頭)近くの土坑から2013年に出土した馬具「杏葉」に玉虫の羽が用いられていたと発表しています。
古賀市によりますと、玉虫装飾の馬具はこれまで韓国・新羅時代でしか確認されておらず、国内では初めてになります。専門家は「朝鮮半島で作られた可能性があり、半島との交流を示す貴重な史料」と評価しています。
杏葉は馬の胸や尻を飾る馬具。見つかったのは葉が連なったように見える「二連三葉文心葉形杏葉」で、玉虫の羽が馬具の模様と下地の板に挟まれ、隙間から見える構造になっています。
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