「中尊寺金色堂」保存修理工事開始
Jun
17
「中尊寺金色堂」は1124年、奥州藤原氏の初代<清衡>によって造営されています。極楽浄土の様子を具体的に表現したとされ、螺鈿らでん細工などの当時の技術が施されています。
造営から900年近くがたち、1960年代には解体修理(昭和の大修理)が行われています。
その後もたびたび修理がなされてきましたが、昭和の大修理から50年以上が経過し、2018年から保存環境調査を行っていた専門委員会は「構造に関わる大がかりな修理は必要とされていないが、破損状況に即した必要最低限の補修は行うべきだ」と報告。国内の文化財修理に実績があり、昭和の大修理にも携わった小西美術工藝社(本社・東京)が担当します。工事期間中も一般公開は行われます。